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✨✨✨✨最後の結末に涙...ちょっと切ない話˚₊̥(∗︎⁰͈꒨⁰͈)‧˚₊*̥♡
💝💝わすれられないおくりもの💝💝
生まれて初めて、万年筆をくれた人がいました。
私はまだ小学4年生で、使い方も知りませんでした。
万年筆をくれたので、その人のことを『万年筆さん』と呼びます。
万年筆さんは、優しくて、強い人でした。
ちょっと情けなかったけど(笑)。
迷っている時、いつもアドバイスをくれるんです。
でも、答えは明かさないので、正解は自分で見つける。
きっと万年筆さんは、私の人生のメンターなのでしょう。
私が小説に興味を持つきっかけを作ったのは、彼です。
私が将来の夢を決めたのも、彼に憧れたから。
優しい人になりたいと思えたのも、彼が居たから。
彼に夢中になってからは、彼のボロいアパートに毎日通いました。
放課後サッカーをするという日課は、彼のせいでめちゃくちゃです。
万年筆さんの買い物に付き合えば、2ケツで坂を物凄いスピードで降りられます。
めっちゃ楽しかったです(帰りは地獄でしたが)。
いつの間にか万年筆さんは、私の初恋になっていました。
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