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ちょっとやめてよ!塾講師になって自己陶酔!?嘘やろ?
この記事を読んで、見聞きしてきたところでそういうことがなかったとは言えないけど、こんなにリアルにそんなことを盛っている人がいるってことに、もっと言うなら、その痛さに呆れました。
かつて、ある人が言いました。
そりゃあ、先生に自分の子どもの一生が掛かってるんやから、その辺は公平にしなあかんのと違います?親の立場からしたら・・・。
公平ということはわかるが、私の手の中にお子さんの一生が掛かっているんやから、というところで、本当に驚いてしまったのである。
つまりは、自分の裁量で誰かの人生が変わるということ?
というより、
手を抜いたら、わたしにじんせいが変わってまうやろ?
と思ってしまう。
この記事の先生が書いておられるような、自己陶酔に酔いしれて、自分の進路を変えてしまうだなんて、それに十分自分の大学で勉強することで、自己陶酔など完結してくれ!人の子どもを使って自己陶酔するな!と思わず叫びたくなってしまった。
教師が手を抜けるとしたら、それはそれでびっくりする。
その他、仮にお茶を出すサービス業であっても、ケーキを箱に詰めるケーキ屋さんでも、お金をいただくというのは、それは、相手にそれだけの同等のサービスを提供するのが当たり前なのである。
それがwin‐winというものである。
どちらかがwinということはあり得ない。
そういうのはどこかでひずみがやってきて、関係性が壊れるのは時間の問題である。
それを、自己陶酔って。
教師になったからと言って自己陶酔って。
仮に学校現場で人気のある教師になったとして、それはまず自分がまっとうに仕事をしているというバロメーターなのであって、それ以上に自分を買いかぶる理由にはならない。
かつて、それは真剣ではなかったろうし、そんなときにそういうことを言うこと自体が違法に近いが、中学校の数学の先生に、冗談めかして、
○○(私)が大きくなるの、待ってるねんよ・・・。
と言われた。
ときは私立の受験二つを控えた受験の真っただ中。
人生が変わるほどのことである。
当時はただその先生の後輩になるという高校に入学するのが精一杯で、どういうことか考える余地もなかったが、大人になって考えてみると、それに今の私がよくよく考えると、文学の世界でなら成立もするだろうが、それって立派に自己中である。
教師がしてはならないことである。
そんな人に自分の人生を一緒に歩けるわけがない。
私の意向を無視して、自分の言いたいことだけ自分の都合でしゃべっているだけだ。
それをちょっとした恋物語として語ることも可能かもしれないが、私は違法ではないか!と怒りたい。(笑)
訴えはしない。(笑)
だいたいにおいて、教師とは限らず、先生業を特権階級扱いするのはおかしい。
先生と呼ばれているうちに勘違いする方がずっとずっと怖い。
かつて大手の塾に勤めていたが、もともとその塾の出身の有名大学に進んだ大学生が、面白過ぎた。
超絶エリート面をしてやってくる。
誰かかなわない人がいると、もうもぞもぞし始めて、とにかく自分が一番でなければならない。
なんか勘違いしている。
その場で役立つのは、生徒に対してどれだけのことができるかということであって、それをステイタスにするには、どうも舞台が小さすぎると思う。
自分より年若い人たちの人生が手の中にあるだなんて、そんなわけない。
それよりも私は自分の在り方で、若い人たちが間違った方向に行かないかということの方が大事である。
そのことで毎日頭を悩ませている。
昔から塾の存在価値を考えてきた。
そもそも学校現場で育てていただいた自分は、あまり塾に対していいイメージを持っていない。
勤め人としての塾講師の時は、ちょっと恥ずかしくさえあった。
その感覚をどう説明していいのかわからない。
塾の先生に対して、失礼な感覚としてでないことだけは言える。
ただ、自分の教育方針として、成績だけを上げることに血道をあげるのはちょっと違うという感じがしていたのだと思う。
それがこちらの記事に書かれている内容ともしかしたらつながっているのかもしれない。
私は今もちょっと悩んでいる。
目の前の生徒がおかしな方向に進んでいるようで。
それさえあれば幸せになれると信じて、自分の魂を売るようなことをしているようで、辛い。
もう手段を選ばず、とにかく思い通りになったらいい。
それは親御さんの考えかもしれない。
誰かの気持ちや道理などどうでもいい。
とにかく自分の思いを通したい。
学歴って何だろう?
どんなことしてでも手に入れれば幸せになれるというものだろうか?
そういう意味で、間違ったことをさせている立場になっていないのかと毎日考えている。
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