なにゆえにか自己の価値観を人にも適用する人

そもそも教条主義的なところがかつてはあった私。
だから、この決まりを守らない、あれをやっておくべきだ、という人の気持ちにはちょっとわかるところもある。いや理解できるというべきか?

ただ、おうおうにして、そういうのって、その決まりを守っている自分は偉いとか人はだからダメだ、ということにしていたりする。言って見れば自信がない。だから決まりを守ろうとしているのだと思っている。

最近、またちょっと教条主義的な人が数人周りにいらっしゃる。
親切なのかお節介なのか、ある意味ありがたいし、物事は前に進んではいるのだけれど、そのことを勧める気のない私にとっては余計なお世話。余計な迷惑という側面があることも否めない。

おまけに、私のことを文系だと言って、何かと言っては貶めようとする。
かつて化学博士と物理の先生に、

櫻井さん、絶対物理合ってますよ!

とか、

櫻井さん、だから頭が理系なんですって!

と怒られたことなどを言っても認めてくれない。
認めてくれなくてもいいから、全文系を、私のせいで貶めないでほしい。

工学部出身の人お二人で、私のことを文系文系というあたり、きっとお二人で私のことを文系だと言っているのだろう。
私のことをあれこれ言うのはいいけれど、やはり全文系を悪く言わないでほしい。

昨日は、文系私の至らないところを補うべく、勝手に人の中庭に入って、草抜きと苔取りをしてくださった挙句に、庭の地面についてあれこれアドバイスがあり、それを実行するようにとの書面が入っていた。

草抜きって、抜くほどの草はないし、苔取りって、国文科私とは仲良しの苔である。
それは好みの範疇であるが、どうもお隣との境界線は、近代的コンクリートで固めなくてはならないらしく、猫の額ほどの可愛い庭は、どうもお隣のお子のみになっていくようである。まあ、ここは仕事のために住まう場所だし・・・。(笑)

以前は沖縄出張で那覇空港にいるときに、この庭について電話があり、お遠く北陸からの電話に、それどころではなくて、

ええ、それがいいならやっておいてください・・・。

と言ったら、家の庭のちょっと風情のある植物が全部なくなっていて、そこには石が敷き詰められていた。その件についての出費は結構バカにならなかった。

要するに昨日は、草が生えてこないように、石をもっと敷くようにとのアドバイスであった。

誰がこんなしょうもないことであれこれ言い合いをするだろう。
いいことだと思ってやってくださっているのだし。

この件をどう対処しよう。
誰に聞いても、そんなに気になることかしらん?ということになる。

どうもまだまだ現役世代としてあれこれやっている私を余裕がないということにしなければ気が済まないらしく、おまけにあちこちで私の名を出して、親しいというイメージがあるようである。

おまけに、男女共同参画社会を持ち出され、自治会のために自治会長などをしろしろとおっしゃる。

私は余裕がないのか、もっと活躍しなければならないのかどちらであろうか?

ここはシルバー人材センターではないけれど、家の教室のあれこれをしていただいてはどうだろうか?

という案も出ている。

この話が可笑し過ぎて可笑し過ぎて。

時間のない私と引退されて時間がたくさんあって、図書館通いのできるお立場の人。

理系の数値をきっちり、という細かさで国文科を判断しないでいただけないかなあ・・・。


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