大学受験指導と経営することのおもしろさ・・・。
そうそう、それが言いたかったんです。
その不確かさを歩いていく面白さ・・・。
私に安定は似合わない。
生徒の受験も私の指導も経営も、どうなっていくかわからないところを切り開いていくから面白いのです。
誰かが言ったとおりに人生が進むのだったら、そんなこと全然面白くない。だから、私は占いを信じないのです。
ただ、神社のおみくじはなぜか信じてしまうのです。
開校したときに、思い切って引いたおみくじは、大吉でした。
この地で、人のために役立っていける・・・。今でもそう信じています。
実は、今教室のある辺りは、昔から私の憧れの場所でもありました。
では、なぜしいたけさんの記事を、こんなに読みたくなるのか・・・?
この記事に答えがありました。
見えない道を歩くのに、そっと背中を押してくださっている感じが好きなのです。
○○になる・・・、なんて事柄を教えてもらっても、ちっとも面白くないのです。
心構えとか、こんな感じだから、こういうことすれば・・・?みたいに、今の生活に潤いをくださったり、ああ、こんな風に自分と付き合っていけばいいんだな・・・、とか、そういうことを教えてくれるから。
たとえば具体的に、○○な人と出会って、あなたは○○になります・・・、みたいな占いだったら、私にはいらない。
見えない道を、歩いていく・・・、いや、切り開いていくような、受験業界にいる自分には、そっと背中を押してくれて、そして、しっかり行動し、時には失敗だってあるさ・・・、と思わせてもらえるから、ついつい読みたくなるのです。
そうそう、10月に、ちょっと水に流す、という言葉があるように、温泉に行ったり、海など、水のあるところに行けばいい、と言われて、コロナがちょうど鎮まったころに、母と一緒に温泉に行ってきました。
そのたまたま私が見つけた温泉宿のお部屋は、1000万ドルの夜景が見えるお部屋で、そして、なんと、室内にマッサージ機が置いてあり、母と話をしながら、ずっとマッサージ機に座って、受験指導で凝った身体をほぐしていたのでした。
母は、今回の旅は、とっても楽しかった、と言ってくれました。
どうも母は誰と旅に行くよりも、亡くなった父との旅行が一番気を遣わずに済んだらしいのです。どんな夫婦だったのだろう・・・?
などと、私は父の母へのおおらかさにあきれるばかりですが、そんな母が、今回は、ことさらに喜んでくれたようで、私も日ごろの疲れが吹っ飛んで、ああ、思い切って、旅行に誘って良かった、と心底思ったのでした。
しいたけさんに背中を押されるように、でも、いろんな決定事項は自分で決めて、そんな不確かさを渡っていくのが好きで、教室を運営しているのだと思います。
今日も一つ、教室のために、行動してきました。本来なら、相当に気の張ることだったのに、生徒のために、と思うとどこかで、なんとかなってしまい、結構怖いもの知らずになってしまうところはおかしなものです。
今日は格別いいことがありました。
記述模試の結果が相当よくなった高校三年生の女子生徒。彼女は、相当遅くに受験勉強を始めました。出会ったのは、夏。
受験する教科の選択から始め、テキストも一緒に探しました。最初はレベルを測るところから始まりました。
途中、教科を変更したり、先が見えなくなって辛そうにしているときもあったけれど、今日の晴れやかな顔を見て、本当に嬉しくなりました。
毎年受験指導はカラーが違います。
ただ一つ、今年の受験組の女子は強いメンバー。
芯が強い。誰かに依存するタイプではありません。
それでも、先生が目の前にいてくれたら捗る、とか、そばで勉強したがる生徒もいます。
私は、その時のその彼女らへの役立ち方で、存在しています。
その在り方は、毎年、そして、その時によって変わります。
それが、うまく行った時も、あまりうまく行かなくて、改善するために考えるときも、私は、その不確かさを確かにしていく過程が楽しいのです。
考えてみれば、自分の一生を振り返ってみて、その、不確かさを確かなものにするために努力し続け、そして現実化するために一生懸命になることを積み重ねてきたような気がします。いつも自分の決断で。
でも、そんなとき、そっと背中を押してくれるような言葉は、本当にありがたいものだと思います。