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お誕生日です。たくさんの人からお祝いの言葉をいただいたけれども・・・。

朝イチ、1人暮らしの母に電話した。

朝イチと言っても、家事をして、あれこれして、だから、お昼近かった。


今日は私の誕生日。

なかなかお気に入りの誕生日。

新緑の季節だし、月の初め、というのも気に入っている。

高岡の御車山祭りの日でもある。メーデーでもある。

昨日からお祝いのあれこれがあって、嬉しいやら、あれ?私、結構覚えてもらってる?と思って嬉しかったのであるけれども。

最近、教室、仕事に関わることにしか文章を書けていなくて、生活を楽しむ方にはなかなか目が行かなくて、必然的に、仕事がらみの人間関係しか目に入らなくなってきていたような気がする。

だから、それ以外の方々が、お誕生日を覚えてくださっていることはないだろう・・・、などと思っていたので、失礼な表現ではあるけれど、意外だった。

しかし、母は、最近、不調を抱えていて、しかも高齢者の一人暮らしだから、その話とその周辺の話ばかりしている。当たり前と言えば当たり前。

もちろん、おめでとう、とは言われた。この時間にはまだ生まれてなかったけど・・・、などと。

寂しくなった。

年甲斐もなく、また、いつも言われていることだけれど。

今日くらい、私は、娘としてのみの立ち位置がほしい。

母が私をずいぶんしっかり者だと思ってくれているのはありがたい。でも、今日くらい、私の気持ちを受け止めてほしい、と思ってしまう。

つくづく子どもだなあ、と思うけれど。

娘のお誕生日には、私は一日娘のお誕生日をした。娘の悩みがある日には、自分の悩みは置いてきた。

風邪をひいて、大したお料理を作ってあげることができなくて、大変に申し訳ない想いをして、仕方なく、簡単だけれど、彼女の大好きなクリーム・シチューにして、それでも、申し訳なさを感じたことがあるくらい、娘の誕生日は娘の誕生日だった。

もしかしたら、自分がそうしてほしかったようにしているのかもしれない。


自分が自分の親になったらいい、などという記事を読んで、その手があるか!?などと思ってしまった。

腹が立つやら、自分で処理できない気持ちの持っていき場もなくて、どうしていいのかわからない。

子どもだとは思うけれど、今日くらい、私に自分の話ばかりするのはやめてほしい。

でも、母は、私からの電話を、聴いてあげている、と思っているのである。

それは知っている。



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櫻井真弓/国語大好き!(&数学)
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