この時期モラハラを仕掛けてくるおやごさんたち&不思議な出会いがあってお詫びするに至ったこと②
この時期、講習時期である。
この数年は、以前とは違うことで神経を遣うようになった。
というのも、コロナ禍(これはコロナバブルの様相を呈してもいたような気がする。)や物価高の影響もあるのか、どうも受講料関係で、あれこれなんか感じるのである。
個人塾である。
システム的に口座振替にしていないし(銀行さんとはやり取りしたが、結局複雑なので、進めていない。一行にできないというのが難点。)、だからピアノのお教室のように封筒でいただいている。
その親御さんは最初から曲者だなあと思っていた。
そもそも教師に対しての態度がなっていない。
以前、金融機関のお勤めらしいお父様が、入ってくるなり、
きれいな教室だねえ・・・。
とわたくしを女の子的に見つめておっしゃっていた。
今より男尊女卑的に。
それも?であるが、旦那様がそれなりに社会的地位が高くて、なのか、そもそも出したくないのか、ご自分は、個別指導の回数も金額もOKしておきながら、その後、旦那様がすっ飛んでこられて、あれこれおっしゃったことがあった。おおむねわが子の勉学への姿勢の話だったが。
どうも、気の強くないお父様が、その結果に面白くなかっためっぽう気の強いお母様に言われて、私に談判しに来られたようだった。
もちろん受講料はかっちりいただいた。
金額自体もそうであるが、時給は講師の誇りを表す。それについて削られてはそちらの都合とは関係なく、思い切り誇りが傷つく。
それから数年、もう一人の金融機関のお父様は、わが子がトップでしょ?通わせてやっている、東大入れよう!とばかりに、上手に話をもっていかれ(この構造に入れられた時に、ちゃんと言い返すことのできる人にお目にかかってみたい。モラハラだから、もうすっごく巧み。(笑))、上手に受講料を値切っていた。
何を言われているのかわからず、まあ、数年のお付き合いしたが、その後、その構造ややっていることにシャッキリ気づいた時には、私はちゃんと論破して、辞めていただいた。
こういうの、結構、お金もありそうな、社会的地位が高い、お金を稼いでいる、という様子をする人に多いのは面白い。。
それに成績の良いお子さんをおもちの人も、
うちの子できるから、この塾にとってメリットあるでしょう・・・?
的な人もいるかな?
辞めさせようとしたときに(進学校に通っている。)、
こう言っちゃ悪いけど、選択権は家にあると思ってるんで・・・。
とのことで私が嫌がると、お父様が来られて、あれこれ話した。
どうも最近多い。
世の中が荒れているからか、それとも離婚寸前だからか?
離婚すれば互いに経済的にあれこれあるだろうし、それに備えているのかもしれない。私にもわからない。
それとも心理戦?
誰かを風下に置くことで自分の値打ちを計らなければならない人もいる。
もう、指導以外のところで神経使うのは私は苦手。
第一講師の実力を削ぐことになるので、自分の子どもに対してももったいなくないですかねえ。
おそらくは、私が、
では、上のお子さんと一緒にするので、こういう特典を・・・。
というのを待っておられたり、なんだったら、無料にするのを待っておられるのであろう。
テキスト会社さんにお聞きして、世の中にはあれこれいろいろあるとはお聞きしたが、私はそういうことをする気は全くない。
そういうの、ちゃんと筋を通すならいい。
大義名分があるならいい。
それに、ちゃんとそれなりの態度があるならいい。
地方性なのか、絶対に頭を下げる気のない人たちが多い。
それにグレー。やっていることがはっきりしない。
どっち?と叫びたくなること多数。
講師の誇りを傷つけたらどうなるかわかっているのだろうか?
いいことなどない。
昨日生徒たちの教材を購入するために大きな本屋さんに行ってきた。
そしたらかつての卒業生がお母さんと歩いているのを見かけた。
生気のない顔をしていた。だからよく似た人を知ってるけど?と目が行ったけれど、すぐにはわからず、顔を元に戻した後で気付いた。
数年前、とんでもない、そう私の受験指導人生の中でもとんでもない結果になった生徒だった。
関西の一番の難関大に進学するのかと思っていたのに、地元の偏差値的には通っていた高校からはあまり行きたくない学校に進学することになった。そこした合格しなかったのである。
私はお母さんをよく知っていた。
その生き様もやり方も。
うちの仕事をお辞めになるときに、どうする?とお聞きしたら、子どもだけは指導してほしいとのこと。
誠実さが受験には大事という話をしていたが、通じていなかったのだろう。
ものの見事な結果だった。
そんなこんなを思い出していた。
受験にはお金がやっぱりものを言うって、うちの子が言ってました。
という言を、遠い専門予備校に通っていたお子さんがいらして、今年無事に合格されたお兄さんの妹さんを通わせてくださっているお母様がおっしゃった。この方は、いろいろ私にアドバイスをくださる。旦那様が経営に携わっても来られたからかもしれない。
でも、もちろん一方で、お金をたくさん稼ぐということは、ときに社会貢献をしているということともつながる。
お金だけで語れるかどうかはわからない。
私の周りには、一般的なサラリーマン家庭に育ちながら、こんなにコスパ良く、最難関学部に合格するか?思わされた子がいたが、彼はそうそうめちゃくちゃできた生徒でもなかった。ただ、周りに嫌な思いを一切させないのである。あの精神的なバランスのとり方って、見事だった。
不機嫌をまき散らさない。
だから当然周りの協力もあるし、指導を離れても、私だって必死に彼の合格を祈っていた。
誰かの祈りというか、念というか、そういうものって大事だと思う。
そうそう、最近、母の主治医の先生に母の付き添いで行ったときについでに私も一緒に診ていただくことになった。
ちょっと薬を出していただいただけで、ほかのところでは何年もかかっていた数値が、その先生に診ていただいただけで、あっという間に正常値になった。うだうだうだうだやっていた数年は何?
そういえば、母の血液検査の数値が、きれいに正常に収まったとき、母がこちらにやってきて、つまりはその先生に診ていただいて、一年経った時に、先生が、検査表を見ながら、
ああ、治まったな!
と納得気におっしゃったのを忘れない。
結構検査が続いたが、それ以降、あまり検査がなくなった。
先生は、検査の結果から、疑わしいことをきっとあれこれ考えて、何が原因だろうか?と追求しておられたのであろう。
私もそのお言葉に、この一年良くやってきた、とやっと思えて肩の荷が下りた気がした。
確かに学究肌の方のような気がする。
とんでもなく頭の回っておられるのに(一度など、うまーくやんわり言ったつもりが、その論理構成を即座に理解されて、つまりは私が相手を舐めていたいたわけであるが、大笑いされたことがあって、気まずかったことがある。)、とんでもなく人間的に賢そうでもある。
それにその美しい釣り目を、母は気に入って、先生が好きそうである。(笑)
いいね、そういう楽しみがあって!
その先生のことを、家に全く別件で来てくださった、同じ病院にお勤めのずいぶん年配の先生が、
彼は相当優秀な人やよ。
病院になくてはならん人やよ・・・。
とおっしゃった。
それは素人の私でもそばで見ていると分かります。
とお答えしたが、
彼はもう十年ほど勤めてないかな?
確かお父さんが開業されてて、お父さんが亡くなったら、帰るんと違うかな?
え?え?え?
ちょっと待ってよ!それは困る困る困る。
細かくてうるさい母が落ち着いて何も言わずに通っていて、先生を信頼し、何らな慕っているのに、それは困るではないか?
ここは何か対処しておかなければならない。
第一、なくてはならない人だったら、ずっと勤めてもらってもいいではないか・・・。
続いて、先生は、
彼は優しい人やよ・・・。
とおっしゃった。
ふん?
確かに母など、
優しい先生やわ・・・。
と話している。
だが私は聞いてしまった。
患者さんを怒鳴りつけているのを。
まるで検察の取り調べのようでではなかったか・・・?
母の不調があり、予約診ではなく、初診で行ったときに、
母が目の前で診ていただいている先生のお話を聞いていると、何やら聞いたことのある張りのある声が聞こえてくる。
○○やー!?(先生の声。とんでもなく地元の言葉。)
○○○○で・・・。(患者さんの言い訳らしい。)
(おっかぶさって)それは○○○○やー!?
しばしの沈黙の後、
○○○○という方法がある!
と言っておられた。
きっと患者さんが言うことを聞かなかったのであろう。
まるで検察の取り調べのようではないか!?
その様子を本で読んだことがある。
女性検察官の先生のご著書であったが、強姦未遂の男性に向かって、
そのとき、あなたの身体が機能しなかったのですね・・・?
と元CAの美しく優しい先生は、やんわりと取り調べなさるそうである。
当然男性だと、机とバン!と叩いて、
つまりは、○○だったってことだな!?
となるそうである。
その場面の再現だけはやめなさいよ・・・、と母にたしなめられていた。(笑)
その場面が思い切り頭に残っていた。
先生の裏の顔を母に話さなければならない。
耳の遠い母はとても聞こえてはいないらしいし、第一目の前の先生のお話を聞くのに必死である。
こういうところ、私は長年何十人の前で授業をしてきたからか、地獄耳である。
こっちの話を聞きながら、あっちの話にも耳をそばだてることができる。
これは学校から校長先生のお父様のお葬式に大型バスで行ったときに、お隣に座っている人との会話を楽しみながら、テレビの話を理解し、後ろの方の仲良くしてる先生方の話も聞いていた時に、思い切り驚かれたことがある。
だってさあ、授業しながら、なんだったら右の後ろの方の子が何をしているか注意しなければならないし、左のほうの子が、机の下に手を・・・、なんてことも気づいていなければならない。
母ともそうである。
マルチタスクでやっているし、頭の中も重層的に考えているような話題を振るので、母にも指摘される。
マルチタスクは褒められた話ではないが。
だから、よく、
聖徳太子まゆみと呼んで!
と言っている。
あんなあ、先生怒鳴ってはったで・・・。
と母に言うと、
ええ、ほんま?
母の夢を壊してやろう・・・。ふっふっふっ。ここも「昭和元禄落語心中」の菊比古さんにご登場いただこう・・・。
私は初診で母の付き添いに行ったときに、二回聞いてしまった。
それくらい厳しいなら娘のことも解決してくれると母は踏んで、私は母の主治医の先生に突き出された構図である。
それなのに、目の前の先生は、
優しい人やよ・・・。
とおっしゃる。いや困る。それでは突き出されている意味がない。
いや、患者さんに怒鳴っておられましたよ・・・。
と言ったら、
信じられないなあ・・・。
とおっしゃっていた。
いや、悪口言ったのではなくて、いい意味で怒鳴っていたと言ったのであるが、それにしても頭の中で短絡してしまったものだ。(笑)
あら?お声を間違えたんでしょうか・・・?
と言っておいた。
そんなこんなを、旦那様が大きな病院にお勤めの友人に話していたら、
あなた、そんなこと言ってご本人の耳に入ったらどうするの!?
と言われ、
じゃあ、謝っとくわ・・・。
と軽く言ってしまった。
先生へのお願いとお詫びを一緒に話した。
ちょっとだけ時間をください。
家は曹洞宗なんですけど・・・。
ふん。(あれ?なんでびっくりせえへんの?)
先日、○○先生が家に来られて・・・。
といきさつを話した。
で、先生がなくてはならない人やったら、ここにいてくれはったらいいやないか?うちのうるさい母が黙ってるんから。そやけど帰りはるんやったら、その前に教えてくれはったら連れて行きます(うるさいんで。)。
のついでに、
○○先生が、先生が患者さんに怒っておられた、と言ったら、「信じられない。」っておっしゃったんですよー。
そんなことあったかなあ・・・?
ととぼけている。あれ?認めないのか?(ここで検察官モードになる私。)
あれ?二回初診できたときに、二回とも怒っておられるのが聞こえましたよー。まるで検察官のようでした!
まあ、お声を間違えたんでしょうか?と言っておきましたが・・・。
(吐けよ!やったんだろ!?)
そんなことあったかなあ・・・?
(何?調べはついてるんだ!まだ認めようとしないのか!?という心情。)
とはいえ、謝る立場だったのに、ダメ押しで、検察官のようだった、と言ってしまった。いや言ってみたかったし・・・。(笑)
では、次は・・・、となり、おかしなお願いとお詫びになってしまった。
友人に報告したのは言うまでもないが、何かに私に厳しい彼女に、「検察官のよう」という表現は咎められなかった。なぜだろうか?
なんでも、その時に感じたことを過不足なく言いたくなってしまう癖がある。
あらら、話は大いにズレた。
先生はまだまだお若いが、どちらかというと私の子どもたちにのほうがずっと近い年齢であろう。いや、別に若い男性をいじめたくなるという癖が発動したのでは、今回に限りはない。一方で外科の可愛い若ーい女性の先生には、ブリブリと貞淑な女性の顔をしたのは認めるが・・・。(笑)
先生の執念ではなかろうか?
何年も通って、どうってことなかった数値があっという間に落ちた。
そういうことがあるとこちらも真剣になるというものである。
というか、先生の姿勢って、当然患者にも伝わるし、この先生、怒らせたら怖いな、という直感も役立つ。
私の場合、私の性格に合わせたおおらかな先生だと、私のいい加減さをつい許してくださって、どうしても私に引きずられてくださるのではないだろうか?
母はそれまでの私が掛かっていた先生について、
こっちの思うようにはいかん・・・。
と恐ろしいことを言った。
つまりは大事な可愛い娘の血液検査の結果をちゃんとしてほしいということのようだったが、ときどき母のはっきり発言には驚かされる。
とはいえ、私だって、娘や息子の検査結果なら必死である。
先生の執念みたいなものってある。
それによって出る結果もあると思う。
私たちだって、そうである。
絶対に合格させたい!と強く思わせられるような姿勢だと、こちらもそうなる。
親御さんと講師は生徒さんを両輪で支える。
講師と親御さんの関係は本当に大事である。
それを自ら、グラグラにさせる気が知れない。
ちょっと考えればわかるではないか?
親も講師も賢くなくちゃ!
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