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褒められるとがぜんやる気が倍増するというのが人間というもので・・・。(笑)

ときどき新入塾生には、ジョークになるのだけれど、

先生、国語の先生なんだよ!

などと言うと、可愛い中学一年生などは、数学で何度も演習させられるからか、

エーッ!?数学の先生じゃないんですか?

と、名誉なのか不名誉なのかわからない話になって苦笑いしてしまう。

数学は大好きである。

でも、なかなかに英語の指導も絶対にあきらめない。
そして、今まで指導した英検指導で、まず自分が絡んだ場合、不合格になったことなどない。知らないところで勝手に受験していた場合は知らないけど、ちゃんと報告され、私が指導に入ったという場合のことである。

中三生から預かり、英語が苦手でずっと来た生徒が、推薦枠を掛けて2級を受験した。そのときも、一回目は指導しなかったが、二回目、指導に入り、とても合格しないだろうという状況だったのに、何とか押し込んでしまった。
この子の実力からは嘘のようだった。
そして、担任の先生からも、なかなか厳しいと言われていたという推薦枠に通った。その先がまた明るいものになるかどうかは、かなり厳しい勝負ではあるが、まあ、とりあえず英検は突破した。

それから夏前に、国語と数学を強化したいと言って入塾した中二の生徒さんが、英検3級を受けたいとのことで合格したが、その後、

先生、準2級はどうでしょうか?

とのことで、もし受験するなら、落ちることが普通になってもいけないけど、まったく成功ばかりもどうかな?と思って、まあ、止めなかった。
その代わり、若干の対策は取ることにした。

一生懸命指導していたが、およそレベルに達していないな、今回は不合格になってしまいそうだなとは思ったが、とりあえず弱点を補強することにして、得点するのに効率的な方法を編み出した。

英作文の比重が云々されていたが、その英作文の中で、やっぱり学校のテストの中で英文を書くのとは違うのか、文法の間違いがたくさんあり、特に時制の間違いが多くて、どうしたらいいかな?と考えていた。
日本語とは語順の違う英語では、どうしたって勘違いしてしまいそうなこともたくさんある。
元来真面目な生徒さんだから、コツコツ努力されていた。

学校の成績ではよくできる生徒さん。
これ以上の成績はないというほど。
でも、どこか素朴で、可愛いお嬢さんという感じ。
すれてないというのかな?

お母さまも、私のことをあれこれ気遣ってくださって、思いやりをたくさんいただいている。
めずらしい野菜をたくさんいただいたり、可愛いお花をいただいたり、コーヒーを差し入れしてくださったり、私のことをよく見てくださっているのが分かる。
別に物をというのではないけれど、感謝してくださっているのが分かる。

駐車場の草抜きをしましょうか?

などと言ってくださったり、主婦同士の会話もある。

どこか心の交流、それも、なんていうのか素朴にやり取りできるところが嬉しい。

一次試験の合格を月曜日に知らせてくださったのだけれど、

英作文が点数が高かったこと。
先生のおかげ。
先生の凄さを改めて思い知りました・・・。

などなど言っていただいた。
私は非常に気分を良くし、生徒たちに、

先生、こんなこと言われちゃったー!

とか、

中二で準2はすごくない?

などと自慢し、

褒めて褒めて褒めて・・・。

と生徒に褒めることを強要している。

そういうことが初めてではないし、試験を目の前にすると、執念でなんとか合格させたくなるのが講師の性ではあるが、そんなことが何回あろうと、やっぱり褒めてもらえると、めちゃくちゃ嬉しいのである。

まあね、結婚式で、きれいでなくてもきれいきれいと言われたら、悪い気はしない、という話のようであるが、そっちの経験は私はないので、まあ、仕事のことくらい、生徒に言いふらして、喜んでいることくらい許してもらいたい。ふふふ。

こういうところめちゃくちゃ単純。

何でも中園ミホさんの脚本とかで、好きな脚本家ということで今までのドラマを見ていくうちに、とうとう「ドクターx 大門未知子」に至ったのであるが、まだ最初の方なので、大門先生のお人柄にまだそうそう触れてもいず、面白さがあまり伝わってこないのだけれど、それでも思ってしまう。
こんなすごい手術をして、褒めてもらったら、何回あっても、私なら、

キャーキャー言って、絶対に、

私、○○って言われたよー!

と言いふらすに決まっている。(笑)

そういう点、「ザ・トラベルナース」の、岡田将生演じる歩の方が、単純で素直で共感できる。(笑)
つまりは幼いということかな?


まあね、先生をしていて、何らかの結果を見て、その人、その子の力だということは重々知っており、そこに触媒のように私たち先生が配置されていて、必要なことをしたり言ったりするわけで、さだまさしの歌のモデルになった方が、

神様の邪魔をしないように・・・。

などと素敵におっしゃる気持ちもわかるが、そこに配置されて、なんだかうまくいったとき、ちょっとばかり、

ウエェーイ!

と万歳したくなるよう穴気持ちって、ちょっといいって思っている。

やったやん!私。何とか乗り越えたじゃない!

というような。
その結果に感謝しているというか、めちゃくちゃ喜ぶというか・・・。
喜ぶというのはある意味、とっても感謝しているってことだから。(笑)

私は素直に喜びたいし、単純でいたい。
複雑に考えるのではなくて、

良かったねー!
またみんなで頑張ろうね!

というのが嬉しい。



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櫻井真弓/国語大好き!(&数学)
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