女光源氏と呼んで!
先日から、実はハマっている動画がある。
これである・・・。
なんで?
私が小学生の頃見ていた、いや、聴いていたような・・・。
しかし、全くジュリーのファンではなかった。
フェイスブック友達の方の動画を観て、本当に久しぶりに見ていたら、ハマってしまった。
ジュリーと言えば、ああ、京男やなあ・・・、と思い、最近ではよくはわからないけど、どこかであれこれあったような・・・。
別にご夫人の田中裕子さんが羨ましい・・・、なんて思わないのに、この動画にハマってしまった。
何度も寝る前に(今、サンドイッチマンと「恋つづ」にもハマってる。大笑いしてから眠ることにしている。)、必ずこの歌を聴きたくなる。
なんで?
ジュリーが好きなわけでも何でもないのに。
今日、明日の県立入試へ向けての指導が終わってから、考察してみた。
まあ、思考が少しばかり自由になったということか・・・?
いや、まだ受験指導は終わっていない。
で、この動画をつくづく観ていて、どこに惹かれるのか、考察、あるいは自分の心に訊いてみた。
なんで?
いや。この人、プロだよなあ・・・。
この、帽子の被り方、身体の動き。歌唱力。メイク。衣装。
観察してみる。
それにしても、なんでこの歌が一番好きなのか?
で、わかったのである。
今日は今日で楽しい。明日も楽しいだろうけれど、遠すぎてわからない。
過去にも楽しいことはあったのだろうけれど、今が楽しすぎて、思い出せない。
このフレーズに惹かれてるんだな。
別に、たくさんの女性や魅力的な男性に惹かれた経験などない。
ただ、これ、どこかで気持ち的に、感じがわかる。
この、毎日楽しくて、自分の心に正直に生きてる感じ。
別に承認欲求とか、何かに飢えて、とかでなくて、この感じ。
で、みんな傷つけたくない、とか・・・。
なんかわかる。なんでわかるの?
なんで、なんで、なんで・・・。
で、ふと思い当たった。
この源氏な感じ。
確か沢田研二は、『源氏物語』の光源氏の役をどこかでされていたのではなかったか・・・?ピッタリじゃん!
そのあたりで、私の心の中に、ちょっぴり釣り糸がぴくっとしたのがわかる・・・。
光源氏、光源氏・・・。
そう、しばらく前に、私は、「女光源氏と呼んで!」とよく言っていたのである。
生徒の一人一人に訊いてみても、どうもどの子も自分が一番想われている、と思っているような・・・。
ほかの子に一生懸命になると、ちょっと拗ね出す様子も見えたり・・・?
で、思い当たったのである。
私は、今日の仕事が楽しい。明日の指導も楽しみだけど、目の前の指導が楽しすぎて、明日のことなど、遠すぎて考えられない。
過去にも楽しい指導をしてきたけれど、今が楽しくて、思い出せない・・・。
これ、これ。
私が、対象が女性ではなくて、もちろん男性でもなくて、指導が、明日の教育が楽しみで、いや、楽しみにしなくても、今日の指導が楽しすぎるのだ。
人の成長を見るのは楽しい。
明日の県立入試に送り出した生徒たちについて、先輩たちは、
今年の中三は、めちゃくちゃいい子だと思います!
○○なんて、すごく成長したし!
などなど、言っている。
人が成長していくのを見るのが楽しい。
それに、毎日、文章を書いているのが、とっても楽しい。
他にも楽しいことはある。
お料理も、洋裁も、なんてことない家事も、楽しい。
でも、教育に勝る楽しいことって?
この、そう、ガニ股で、腰に手を当て、帽子を斜めに被ったジュリーは、教育の世界での私。
楽しくて、苦にならないことをまるで踊っているかのように、歌っているかのように、毎日続けてる。
そしたら、昨日のように、卒業生の素敵な話が飛び込んできたり、出版社さんとの楽しい電話をしてみたり、あちこちにお友達ができたり、そんでもって、私の教育を邪魔する人は、ちょっと悪者にして、一瞬悪口言って、終わってみたり・・・。
生活なんだよな。毎日の指導。
私の人生の、私の、私の中身になってる。
私は、どこに出張に行っても、教師だとバレる。遠いところでもバレたとき、もう、この仕事から逃げられない、と思った。
かつて浮気して、違う試験を受けようとしたけど、
先生には先生でいてほしい・・・、と懇願された。
それから、笑えないような、面白い話がある。
この時期、予備校選びの時期。
まあ、あれこれ選択肢もあろうから・・・。
それに、私は、教室で第二の母になってしまって、時折予備校講師の自分と折り合いをつけたり、演じ分けたりするのに戸惑ってしまう。
それがうまくいかないときに、「本当にうちでいいんですか?」と保護者の方にお聞きしてしまったりする。
先日来の私の質問に、ちょっぴり業を煮やされたお母さまに叱られた。
先生!この間から、いったい何をおっしゃりたいんですか!うちは家族みんなで先生のところに預けるって、決めてるんです!
意欲のない子はどこ行ったって一緒です!そんなに先生を悩ましてるんだったら、一回うちの子、ガツンとやりましょうか!?
たしかに、とっくに決まっていた。一年でなんて合格できない学部に入れるのに、確かにうちにいるのが一番近道だろう・・・。
さすがに女光源氏、対象となる女性が多すぎて、さすがに浮気を見破られそうで、逃げたくなったのか・・・?
いや、ちょっと眠りたくなっただけだろう・・・。
実務から逃げたくて、切羽詰まっていたのかもしれない。けど、確定申告書類は出来上がったらしく、この後は余裕で指導だぜ!と私は私で元気になっている。
しばらく、指導にかまけられるぜ!
と女光源氏は思っている。
ジュリー。
この妖艶なジュリーの対象は女性。
でも、私の対象は教育。
私の一言で生徒は変わる。
その瞬間が面白くて楽しくて、充実していて、恋に生きるように、教育に生きてる。
実務方面からのうるさい声は、この際、ひとときのことだと割り切ろう!いえいえ、きちんとさせていただきます!
日々成長。
記帳もなかなか楽しくなってきたから。来年はもっとレベルアップして頑張るつもり。
ジュリーの、プロ意識が、私の心に響くのだと思う。
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