親のスネをかじれるうちは…

私の親は、おそらくその辺のサラリーマンと比べたらそこそこ収入のある方の人間だと思います。すごいと思うし、尊敬できます。
私は、大学に親のお金で通わせてもらっています。奨学金は借りていません。とても恵まれていると思います。

全身性強皮症

父親がつい先日この病気の診断を受けました。膠原病の一種で、全身の血管などが悪くなり、血流が悪くなることで内臓の働きが悪くなったり、最終的には、指先などから壊死が始まることもある所謂「難病」に指定されている病気です。日本では約3万人の患者さんがいらっしゃり、ほとんどが女性の患者さんだそうです。その点私の父は「稀有」な患者になってしまったみたいです。膠原病のなかで聞き馴染みのある病気といえばリウマチでしょうか。

正直かける言葉がわかりませんでした。父親は、元喫煙者であり、飲酒も行うためそれが祟ったのか、若い頃私の祖父にあたる彼の父親が早くに亡くなったこともあり身体を酷使したことが祟ったのか、色んな考えを浮かべながら言葉では言い表せない感情を抱きながら父親の話を聞いていました。

突然突きつけられた現実、父親の口から5年生存率、10年生存率という具体的な数値が出てきて、「ああ、本当に死ぬんなんだな」という絶望感。診断を受けた父親は至って冷静なのですが、親に何もしてやれないもどかしさ、親孝行できるのか、しておけば良かったという気持ちが色々巡りもうわけが分からないのです。

今年には徐々に仕事をフェードアウトさせていくそうです。お金の心配は要らないと父親は言いますが、子どもながらやはり心配は残ります。父親の治療も始まり、おそらく助成を受けることはできると思いますが、お金の心配はどこへでもついてまわると思います。

来年大学2年になり社会人まであと3年ですが、妹のことも少し考えなければならなくなりました。自己紹介はまたの機会にしますが、私は4人兄弟の長男で、下には3人の妹がいます。1番小さい子はまだ小学生です。母親とは別居中でまあ、そこそこ複雑な家庭というわけです。

また機会があったり進展がありましたらこのことを書いてみようと思いますがとりあえずはここまでで、
話がまとまっていないかもしれませんが最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。

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