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ちくり

毎朝毎朝よくもまぁ、
同じことを100回も言えるもんだ。

「早くしないと間に合わないよーーー」
「ご飯を食べてくださいよーーー」
「服を着替えてくださいよーーー」

言われる方のメンタルも凄いが、
飽きずに言う私も凄い。

どれだけあまのじゃくなのか、
全然心に響かないから、やらないから、

「もう言うのやーめた」
「遅れてもいいや」

なんて言うと
「食べるー!もう、食べてるのにー!」
と私が怒られる。
(まだ箸にも触ってないのを私は知ってる)
と、このやりとりさえ毎朝の100回には入っている。
だからってもちろん、何も言わないと、
ひたすら春の縁側のおじいちゃんだ。
(肩をまるめたまま目を瞑ろうとしているだろう)

「よし、今日こそは先生に相談だ‼︎」
「ヤダー、絶対言わないでー、ちゃんとやるー‼︎」
(ぬぉぉぉぉぉ。と、泣く)

なんの威力?そして、今度はそこに焦点ずれて
「言わない」って言うまで、怒り泣いて用意しない。

はぁ。長いよ、朝の数時間が。

と、あまりもここのところ毎日のこの格闘に手を焼くため、私は意を決して、

先生にちくった。笑

言うぞ言うぞの挑発から、ほんとにちくった。笑
本人を横にして、「先生〜実は、おうちでー…」

ニコニコしながら、
母は先生に何を言うだと私をみている娘だが、

「朝全く用意してくれないんです」

言った途端に君の魂飛んだのが見えた。
表情が消え、全く何も喋らなくなったので、
そのまま本人を教室まで連れて行くことに。
そして、先生と離れた途端。

「ママなんでそんな事言うんよー!」

激怒。やっぱり怒られた。
なんだよ、言っても言わなくても結局怒られる。
そもそもなんで私が怒られるんだ。
私が怒りたいーーー

さ、お迎え行ったらまた怒られよう。

みなさん聞いてくれてありがとうございました。

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