政策④ 保育料有料化後の生活 後編
前編では、保育所の実態を主にお話しました。
後編では、有料化したことで得られるメリットを考えていこうと思います。
人員増加
0歳児に3人、1歳児に6人、、、と配置基準があります。
4歳以上はなんと30人!!
幼稚園は、4歳以上35人見ていたので、保育所の方が緩いといえど、
様々な家庭環境のお子さんが入り混じっているので、
30人は正直厳しいのが現状です。
有料化した保育所の利用が、ワーママ限定となるということは、キャリアを築いてきた常識的なお母さんがメインということ。
きっと、保育士の話に耳を傾けてくださいますよね(期待に満ちた目。笑)
そうは言っても、家庭的な雰囲気も大切にしたいし、職員が順番に休憩を取れるように、また、休みにくい雰囲気をなくすために、15人に一人配置したいところ。。。
それから、
給食配膳してくれる方、給食下げてくれる方、掃除専門の方、
園庭整備してくださる方(花壇、栽培物など)、
園内整備してくださる方(季節の壁面装飾など)、
午睡を見守ってくださる方、
午後、子どもたちと遊んでくれるおばあちゃん的な方、
運動、音楽、造形など、専門分野の方、
行事の小物や衣装を作ってくださる方、
習い事の代わりになる課外活動(ピアノとか体操教室とか?)も、保育所で取り組んでくれたら良いですよね♡
職員の連携を図るのが大変になるかもですが、
軌道に乗りさえすれば、負担はかなり軽減されると思います。
衣装や行事の小物や季節の装飾などは、「得意を売り買いココナラ♪」でおなじみのアレにお任せするのも良いのではないでしょうか。
そうすることにより、保育士は、ゆとりをもって子どもたちと関わることができますね。
給料アップ
こんなに人員増加したら、安月給でも文句は出ないかもしれません。
今の保育士の手取りは、都市郊外の初任給で15万くらいかな?
ちなみに、公立に勤務16年めの茶々は、フルタイムの場合25万ほどです。
しかし、ひとたび時短を取ったら、手取りはなんと14万。。。
自分の子三兄弟を抱え、残業三昧、持ち帰り仕事三昧、休日も仕事仕事仕事、、、。
涙ちょちょ切れるぜ。
非常識の親子のために、わが子だけは犠牲にしたくない!!!
というわけで、人員増加したら、給料安くても文句が出ないかも説が出ましたが、
続いて、人員を増やさなかった場合の、保育のプロフェッショナル化の提案も聞いてください。
保育のプロフェッショナル化
現在、保育士は広き門です。
ユーキャンなどの通信教育でさらっと資格取れたりします。
そこに疑問を感じませんか??
命を預かる尊い仕事だというのに、そんなに簡単に誰でもなれていいの?!
だから、男性保育士による性的被害や、ストレスに弱い人による虐待、バスに放置など、ありえないことが起こるのではないでしょうか?!
医師やパイロット、、、とまでは言わないまでも、助産師さんのように、資格を取るのも大変な、名誉ある資格になるべきだと思うのです。
現状の保育士は、保育以外にも、掃除、洗濯、工作、日曜大工、裁縫、園芸、農業、ピアノも弾くし歌うし、体操もするし、超オールマイティーに何でもするんです。
それが15万て。。。ちゃんちゃらおかしくないですか?!
なので、今の保育所のように、業務を外注しないのであれば、保育のプロを保育所に集めて、安心して預けられる環境を作ってほしいです。
資格を取るためのハードルを上げて、保育のプロフェッショナルを増やすべきです!
看護師→助産師のように、保育士も階級ができれば良いのでは?
そして、有料化した保育所で働くためには、階級の高い資格を持つ保育士だけを採用することを提案いたします。