娘と直感ふたり旅・前編
私は、2020年12月に長男を帝王切開、その後2023年5月に長女を経膣分娩で産んでいる。
お産の話は長くなるので、別の機会に譲るとしよう。
さて、私にとっては自分の誕生日以上に大事で思い出深い娘の出産が、ちょうど今日から1年前、つまり今日が娘の1歳の誕生日である。
息子が1歳になる時には、私たち家族は久高島という離島におり、地域の人たちも招いて盛大にお祝いをした。
沖縄では"タンカーユーエー"という風習があり、1歳の誕生日は盛大に祝うのだ。
それはもう、素敵な忘れられない1日になったので、娘の1歳も何か思い出に残る日にしたいと前々から思っていた。
最初は、両家の家族で集まってお祝いをしようと思い呼びかけたのだが、夫側の家族は都合が悪く断念。その後私の家族にも呼びかけたが、なんと90歳になる祖母は大学の友人との同窓会があるとのことでそれも断念。家族4人でこぢんまりお祝いしようと思っていたものの、なんと仕事の都合で急遽夫と息子も先に島根から東京へ発つことになり、なんと娘と二人きりになってしまったのだ。
(近所の人にも一緒にお祝いしないかと呼びかけたが、忙しいらしくそれも断念)
これは、どうしよう。しばらく悩んだが、娘と二人だからこそ楽しめることをしよう!娘と二人きりで、最高に楽しく過ごして、思い出に残ることをしよう!と割り切ることにした。
どこか、二人でお泊まり旅行でも行きたいな〜と思って色々と調べたものの、特に予約するでもなく、当日を迎えてしまった。
さて、誕生日前日である5月15日。保育園は前から休みを取っていた。
余談だが、最近家の断捨離を進めており、リサイクルショップとごみ収集場に不用品と衣類を大量に持ち込むことに成功。
娘とは、午後から浜辺でも行って遊ぼうかな〜と思っていたので、その後稲佐の浜に向けて出発した。
ガンガンに好きな音楽をかけて、ご機嫌で歌いながら出発。(そういえば最近カラオケに行っていなかった!)
そしたら途中で、気になっていたお宿の看板を発見。ピンとくる感覚。そうこれこれ!今日も私の直感は冴え渡っている。
恐る恐る宿に入ってみると、予約なしにも関わらず、宿の方は温かく迎えて下さった。なんと、「1泊2食付きでよろしいですか?お部屋ご用意できますよ」とのこと。まさか当日の夕方に乗り込んで、食事までついてくるとは!しかも、ネットで見ていた価格より若干安かった。
無事に宿も押さえたので、その後稲佐の浜へ。
天気もちょうどいい具合にうっすら曇っており、日差しも柔らかくて暑すぎない気候の中、娘と波打ち際で砂遊び。楽しむ娘の姿を見れて母は満足。
思ったより砂で汚れたので娘は着替えたのだが、私は下着以外の着替えを持ってきていなかった。しかもさっき衣類をほぼ捨ててしまって、流石にそろそろ新しい服が欲しい!と思って調べたら、なんと車で5分ほどのところにBEAMSが。
早速行ってみると、とってもおしゃれな店内と音楽。やっぱりデザインの力はすごいなぁ。いるだけで気分の上がる内装と商品たちに心が躍る。雑貨が多かったが、一応Tシャツを発見し、購入。
さて、そろそろ宿に戻ろうとテクテク歩いていると、とある店の看板で"お誕生日"の文字が目に止まり、吸い込まれるように入ってしまった。
これまたピンときて、閉店間際だったが足を踏み入れる。
このお店では、誕生日を書くと、その人に合ったお茶をお勧めしてくれるとのこと。娘の誕生日でもいいですか?と聞いたらいいですよ、とのことで、娘の誕生日に合ったお茶をお勧めしてもらう。
しかもこれがまた、娘の名前のお茶があったのである。笑
迷わず購入。
しかもそのお店に、以前読んだことのある「血流が全て解決する」という本が置いてあり、以前たまたま著者の堀江さんのインタビュー記事を読んで深く感動したということがあったのだった。
お店の方に聞くと、堀江さんがオーナーのお店は全国で1店舗、ここ出雲だけとのこと。
そんな偶然ありますか?
後から調べると、大正時代から続く漢方薬局の4代目だそう。
子宝相談で有名らしく、こちらの漢方茶を飲んで子宝を授かった方々のお写真が壁に所狭しと飾られていた。
子宝に関してお悩みの方は、ぜひ試してみていただきたい。
というわけで、初日から大満足の直感旅であった。
次回後編に続く。