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人生を面白くさせるには「好奇心」と「人の良さ」(留学まであと32日)
母から借りた妹尾河童さんの「河童が覗いたヨーロッパ」を読んだ。
これは私のバイブルの一つになりそう。留学先にも持っていきたい。
何が良いかって、それは河童さんの好奇心と人の良さだ。
同じ旅をしても、どのくらい好奇心を持っているか、そしてどのくらい人に好かれるかで旅先から得られるものが大きく違うように思う。
河童さんはとにかく好奇心が旺盛。
舞台美術化の人ということもあって絵がとても上手なのだけど、気になったものはすぐに描いてしまう。そしてその着眼点がなんとも面白い。
ホテルの部屋のビデがあるかないかや家の窓の大きさ、電車の車掌の服装など…。他の人の目が届かないようなところまで詳しく記載してあって、しかも国や地域ごとに比較されてるから面白い。
以前読んだ本に、「ただ自分が面白いと思うことを人が普通やらないところまで突き詰めたら気づいたらすごい人になれる」って描いてあったけど、まさに河童さんのことだ。
好奇心旺盛でなんでも絵に描いたり考察してるから、本人は本にする気なかったみたいだけどこうやって本になって多くの人に読まれてる。
また、その好奇心から生まれる行動力もすごい。
傾いているピサの斜塔を手すりがなく外にむき出しになっている廊下を一周したらしい。
こういう行動力も新しい発見や経験をさせてくれる。
旅好きで好奇心が強い者同士、河童さんは本当に尊敬する。
また、河童さんの旅を充実させているもう一つの大きな要因は、河童さんの人の良さだと思う。
ホテルの宿主さんや街の人と仲良くなって良い情報やサービスをもらっている。
お金もなく、まだインターネットが十分に普及していない頃だから情報もない中、こういう河童さんの人柄は本当に大事だったんだなと思う。
今でもそう、人と仲良くすればするほど良い方向に向かっていく。
私は元々友人は狭く深くタイプで、人見知りで基本人は怖いというスタンスだけど、河童さんみたいに誰にでもフレンドリーに話しかけて仲良くなれるようになりたい。
最後に私がスマホにメモった河童さんの名言を載せておく。
〜旅の秘訣は常に得点法(加点法)で考えることだ〜
あそこはサービスが悪かった、あそこの料理は不味かったなど減点法で捉えると、旅をつまらなくさせる。