うつくしい雨水
今年に入ってから24節気72候の事に興味をもって本を読んだり調べていましたが、文字を追っているうちに現実の自然界ではいったい何が起きているのかも知りたくなってきました。本に書かれている先人の知恵を大事にしながら、この地球も変化を遂げている。そう思うと今しか見れない瞬間が山ほどあるんだよなあ。。と思いまして自分でこの期間中に眼についたものをパシャパシャスマホで撮って、コラージュしてみました。
【2月19日~3月5日 24節気:雨水 72候:土脉潤起/霞始靆/草木萌動】
この雨水期間(農作業を始めるタイミングや雪が解け始めて水が生じるといった期間)とは冬から春に移り変わっているまっただ中で、新旧入り混じる、陰陽入り乱れる。。じゃないけど、春近付いてウキウキしていると同時に結構ドロドロ渦巻く様な期間なんじゃないかと思った。
寒くなったり暖かくなったり。実際に心のデトックスみたいな事が起きやすかった。一度清算して仕切り直すといった様な。
土脉潤起/霞始靆/草木萌動
雪解け水が地中に流れ込み大地を潤して、その水分が蒸発し大気中に霞みや靄が起きる。そして草木が芽を出してくる。
といった感じに生命は絶え間なく動いていて、でも動く=生命活動をするという事は物凄くパワーを要するものなのだとこの時期に確定申告の処理をしていて実感した、てちょっと違いますね(笑)でもやるぞ!っていうパワーが必要ですよね??
写真は主に眼についた花々。ふきのとうやこの季節特有の壁に映し出される影、そしてこの季節の季語に「猫の恋」というものがあるらしいのでまったりしてたところにお邪魔して一枚撮らせていただきました。背景は道端の柱の錆。雨水期間が色んなもので入り乱れる印象があったので違うマテリアルのものを挿入してみました。
乱れるといってもその乱れには特有の美しさがあると思う。「美しさとはこうあるべき」といった類の価値観はこの世の中に山ほど転がっていて知らないうちにその価値観に基準を置いてしまう事がある。でも美しさは自分で判断するもので人に委ねるものではない。
なんて思いました。
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