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鵼の碑を読んで

ミステリー小説が好きで、最近また読み出しました。
京極夏彦の作品は20代の頃から好きでよく読んでいたのですが、
ものすごく久しぶりに『鵼の碑』を読みました。

感想としては、「やっぱり面白かった〜!」という感じです。
数年ぶりに京極作品を読んで20代の頃に徹夜して読んでいた感覚を
思いだして、懐かしかったり当時と同じ感覚がしてほっとしたり、
それでいて新鮮で面白かったりで、読んでいてすごく気分が良くなりました。なんというか自分に戻れたという感じかなぁ。

作品のなかではいろいろと個性豊かなキャラクターがでてきますが、
薔薇十字探偵社の私立探偵である榎木津礼二郎が、やっぱり一番好きなキャラクターです。
作品のなかでは他の登場人物よりも派手でエキセントリックな言動と、陽気で滅茶苦茶な言葉遣い、それでいてすごく美形といったところが魅力的で面白くていいですよね。
終戦の数日前に焼夷弾の閃光をまともに浴びてほとんど視力を失ったけど、
右目だけはある程度見えるようになり左目はほどんど視力が戻らなかった。
これによって、記憶を見る力がさらに強くなったみたいなところも面白い
設定でいいなぁと思ってます。
調査とかしなくても探偵業ができちゃうっていうところが凄いよね。

いろいろな蘊蓄を喋ってくれる京極堂とか小説家の関口さんとか本当に面白いキャラクター満載で800ページを超える分厚い本だけど数日で読めてしまう。しかしながら、読み終えてしまうのがすごく勿体無い気もする。

最近ようやっと紙の本だけでなく、Kindleでも本を読むようになりましたが、京極夏彦の作品とか好きな人はやっぱり多いのでしょうね。
同じように本好きさんや、京極作品やミステリー小説が好きな人とも繋がれたら嬉しいなぁと思って書いてみました。


🍀こんな感じでしょうかね、榎木津先生は?どうでしょうか?



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