玄関で座って靴を履く
玄関に座ったのは何年ぶりだろうか
普段は歩く時や扉の開け閉めは意識しながら動作をしている。
しかし、靴の脱ぎ履きは無意識で履くことが多い。なので、玄関に座ってみた。そこから今から履いていく靴を手元に引き寄せ両手で靴を持って、ゆっくり靴の中に足を入れる。両足を入れ終えた瞬間ゆっくりと立ち上がってみる。そこから扉を開ける。いつもより、玄関の扉が重く感じた。 家と外界の境界線を踏み越えて歩き始める。 些細な意識を宿せる瞬間はここにもあったんだなとしみじみと感じた。そんなこんな時間