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「大丈夫」の話

どうも、ひよまるです。

noteって難しいですね。
今までTwitterの世界で生きてきたので、ブログ的なものを書くのは初めてなんですけど、誰かに見てもらいたくてもなかなか目には留まらないんだなぁ、なんてぼんやり思いました。貪欲め。
毎日更新、それを目標に今日もキーボードを叩きます。

そんな私、今日数年ぶりに親知らずを抜きました。

私は今、デイサービスで働いてるんですけど、「大丈夫」ってほとんどの利用者さんが言うんです。
家では1人で歩き回って買い物も多少して、常に人がいないことの方が多いからある程度のことは自分でできる、自立した人が多いんですけど、デイに来ている間は基本的に1人にすることはないんです。

トイレに立つ時、ゴミを捨てに行く時、移動する時。全てにおいて一人での行動は基本的にNGなんです。万が一、躓いたり目眩とかで転倒したら大変だから。責任問題になっちゃうから。利用者本人を、そして自分たちを守るためにそうしています。していないところもあるかもしれないけど、過去に働いた障害者のデイサービスも同じだったから、多分ほとんどがそうなんじゃないかな。

でも、本人たちは家ではいつも一人で移動することがほとんどです。だからみんな、多少フラつくことがあっても「大丈夫よ」なんて言うんです。 体調に関してもそう。「大丈夫ですか?」っていうと大体、「大丈夫よ」って返ってくるんです。

最近その人の行動や悩みを予めわかっていたら、「今日の眠気はどんな感じ?」とか、「しんどそうだけど、そういえば昨日は通院でしたね。疲れちゃいました?」とか、具体的に「大丈夫?」をいうことで自分のことを話してくれる。けれどただ「大丈夫?」って聞くと、「大丈夫よ」って返ってくる。

そういえば、日本人は「大丈夫?」と聞くと、大丈夫じゃなくても「大丈夫」って返してしまうって、何かで読んだ気がする。確かに、私も「大丈夫?」って聞かれたら「うーん、まぁ大丈夫」って答えている気がする。大丈夫じゃないのに。

そういう感じで、「大丈夫」って返している人、多分たくさんいるんだろうな。大丈夫じゃなくても、心配かけたくない、迷惑かけたくない、弱いところを見せたくない、色んな思いが合わさって「大丈夫」って言ってしまうんだろうなぁ。

「大丈夫」じゃないなら、教えて欲しい。私はあなたのことを知りたいし、困っていることがあるなら力になりたい。なれなかったとしても、一緒に悩んでいきたい。そんな思いで日々利用者さんと関わっています。だけどどうしても、「大丈夫?」って聞いてることが多いんです。

でもそれって結局、本当に大丈夫なのか、大丈夫じゃないのか、わからないんですよね。「大丈夫」って言ってても、本当は違うかもしれない。でもそれは私にはわからないから、知らないうちに大切なことを見落としているかもしれない。

だから今後は、極力具体的に、「大丈夫?」を聞いていきたい。そして、自分も、本当に大丈夫じゃない時、「実は大丈夫じゃないんだ」って言えるようになったら、一人で苦しまずに済むんじゃないかなぁって。そう思うんです。

それでも「大丈夫」って言われたら、後はそっと見守るしかないんだけどね。

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