似ている女
クオーツ星のワンマンに行ってきた。
新宿だったけど、たまたま実家の片づけに上京する日だったのでスケジュールをちょいちょいっと変えてロク嘘へ。もともと小さなライブバーの上に、人数制限するから15枚のプレミアムチケット!それでもソールドアウトしないから結局3人編成のバンドに対して観客10人だった。贅沢すぎて気絶する。でもボーカルの小豆原さん曰く、僕は今年観客一人のソロワンマンライブしました。って。別の意味でコロナ恐るべしだ。
フロアでは内藤さん企画のライブで出会ったようこさんと再会。彼女は並びの席に座ってたひととも顔なじみらしく、右みて左みて久しぶりって挨拶した。こんな時期の精鋭10人なんて、バンドメンバーを含めて誰かしらで繋がるのは珍しいことじゃない。
ようこさんが紹介してくれたのでよろしくねって挨拶すると、今日会ったばかりの彼女は銘菓ひよ子をくれた。え、なんで?って言ったら、かわいいでしょ、かわいいから買ってきちゃった。って、全然理由になってない返事をする。わたしが愛知から来たって言うと東京銘菓だよって教えてくれたから福岡のお土産でもなさそう。ナチュラルにひよ子を買って、手に持ってるからわたしにくれたのだ。彼女はケイコさんって言うらしい。ねえ、ケイコさん。そのノリわたしに似てるかも。
ライブが始まって数曲。変拍子の小気味良いリズムに座っているのが勿体なくて、お酒買って後ろ行こうかなって思い始めた頃、ドリカンに行ったケイコさんはお酒を持ってそのまま後ろで揺れ始めた。ロク嘘の後ろは何人も立てないのでわたしはドラム横で揺れることにした。
ライブが終わって先に帰るケイコさんを見送ると、嬉しそうに遠慮がちにハグしてくれて、踊るならAdm来たら良いよって教えてくれた。知ってる。たぶんまた会うよって言って別れた。
ケイコさん、行動パターンが似すぎててやばかった。