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ダークトライアドテストを通して自分の悪に関する価値観について考えてみた

皆様はダークトライアドテストというものをご存じでしょうか?

ダークトライアドとは社会的に望ましくない3大気質であるナルシシズム、マキャべリアリズム、サイコパシーを表します。ダークトライアドテストの目的は、受験者の上記のダークトライアド特性を数値化し、現在の精神状態や将来的に問題行動を起こす可能性について評価することです。その一方で、ダークトライアド特性が高い人はリーダーシップを発揮するような高い社会的地位を有する人に多く見られる傾向を示す調査研究もあります。

私は、ある程度成長した人であれば、その人が属する社会での良識や非人道的な思考パターンを理解できると考えています。その点この類の心理テストは、受験者が恣意的に悪い部分を隠せるので、正確な思考パターンを示すとは思えないです。私自身こういったテストはエンタメ程度にやって楽しんでいますが、最近こんなことを考えました。

もし自分の中で普通の人や関わりたくない人間がこのテストを受けたらどうなるだろう?

これはあくまでも個人的な見解ですが、自分が考える平均的な人間の悪の気質と、悪に対する価値観や許容範囲みたいなものが見えてくるんじゃないかと考えました。

そこで、実際にダークトライアドテストについて私が考える普通の人間モデルと、絶対に関わりたくない”ヤバい”奴モデルにそって回答してみて、悪に対する私の価値観について考えてみました。


今回テストを受けたサイト

まず初めに、今回の結果はあくまでもエンタメとして扱います。特定の個人などについて中傷する内容ではございませんのでご注意ください。また、これは科学的な分析でもなく、文献などをもとに客観的な意見を取り入れたわけでもございません。その点についてもご注意ください。

回答の仕方は、直感的に出てきた質問に対して答えています。例えば、普通の人はこう答えそう、もしくはこんな考えのやつとは関わりたくないという具合です。自分自身の正直な回答は一番初めに行いました。

社会的に好ましくない3大気質とは?

今回テストを受けたサイトでは3大気質に対してこのような説明をしていました。

ナルシシズム

自惚れや自己中心性が強く、自意識過剰で自己愛傾向が強い。ナルシストは自分自身に過度に夢中になり、周囲から褒められることや誇大なセルフイメージを持ち続けることに躍起になる傾向がある。ナルシストは、他人に自己のセルフイメージを受入れさせることに専心するために、最初は魅力的に見えるかもしれないが、ほとんどのナルシストは、他人への感情移入が難しいことや他人への関心が不足しているために他人と本物の関係性を築いていくことに苦労する。

マキャべリアリズム

二枚舌での対人関係、道徳の無視や自己利益と私利私欲のみへの強い関心という特徴がある。マキャベリアニズムのスコアが高い人は無感情で、自分の役に立つかどうかという視点でのみ他人を見る傾向がある。そのため、従来の道徳から自己を切り離し、他人を操作することができる。マキャベリアニズム傾向の高い人は、計算高い策略家であるために目的を達成するまでは非常に忍耐強くなれる。

サイコパシー

衝動的な感情反応の兆候があることが特徴である。サイコパスの未発達な感情の特性は、高いストレス耐性、他人への低い共感度や罪悪感の低さ、極度に刺激的な活動(セックス、暴力、麻薬あるいは金銭的リスク)への衝動があり、その結果、対人関係において衝動的な衝突の傾向が高い。また、共感または良心の呵責といった感情の欠如、反社会的行動や感情の不安定さという特性もある。

私が考える普通の人


全体評価としては3大悪性が母集団の平均より4%ほど低い人となりました。ナルシシズムとサイコパシーも母集団の平均を下回った一方で、マキャベリアズムはやや上回っていました。

私が考える絶対に関わりたくない”ヤバい”奴


全体評価としては3大悪性が母集団の平均よりも56%ほど高い人となりました。いずれの気質も母集団の平均を上回っており、ナルシシズムは100%に達していました。普通の人のモデルと比べて、ナルシシズムは65%、マキャべリアリズムは52%、サイコパシーは62%上昇していました。

私における悪の価値観

 これらの結果において、普通の人モデルは自分自身の価値観の基準、”ヤバい”奴モデルは私の中の許容限界であると考えています。私にとって普通の人は、世間が望むよりも自己中心性は低く、突発的な感情の起伏をセーブできて少し計算高い人であるといえると考えているようです。その一方で、私自身は自己中心性の高い人や計算高く私欲を追求する傾向の強い人間は許容できるが、感情を抑えきれず衝動的に行動する傾向が強すぎる人間には少し不信感を抱いてしまうのかもしれません。
 モデル間の上昇幅については、自分の中での人の多様性を表していると思われます。ナルシシズムとサイコパシーの程度はかなりばらつきがあるが、マキャべリアリズムは他の二つと比べてあまりばらつきがない。つまり私の中で計算高い人間にはさほど差がないが、自己中心的で衝動的な人間にはかなり大きな程度の違いがあると考えているようです。
 これらを踏まえると、私は人はある程度狡猾であり、ナルシシズムが高かろうがどうでもいいが、衝動的に動きまくるサイコパスは少し問題だと考えているのかもしれません。ある程度規律の整った上昇志向の社会が好みなのかな?

では私はどんな奴か?


一番初めに正直にテストを受けた時の結果はこのようになっていた。ナルシシズムとサイコパシーは中間ぐらいで、マキャべリアリズムが高い。結構自己中心的で突発的に行動し、計算的に私欲を追求するタイプ。

うん… 許容範囲内には収まってるけど…
俺も結構クズやんw
同じタイプの人間とあまり関わりたいと思えないw

まとめ

この記事を通して、なんとなくではあるが、自分の人の好き嫌いの基準のようなものがわかった気がする。ただ、あまりこのようなテストで自分の価値観を語るものじゃないとも思った。今回の結果は私自身に結構重大なダメージを与えるものだった。


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