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わたしは、小さくて伝統ある組織で新しいビジネスを育てる人になりたい。(苦しかったときの話をしようか)

USJ復活に携わったマーケターとしても有名な森岡毅著「苦しかったときの話をしようか」を読んだ。就職活動に挑む娘に向けて、これからどうやってキャリアを積んでいくのか、就職以外にはどのような選択肢があるか、どのような心がまえで働くべきかを綴った本だった。

わたしがこの本を読んで印象的だったのは、自分をブランド化して売り込むという考え方だ。自分は何が得意でこの先どうありたいかを、わからないなりに自分で描き、それを実現するために、職業を選び、行動し続けることが大切だと書かれていた。自分のありたい姿へ近づく手段として、仕事のチャンスを得るためには自分がどういう存在か周囲にイメージづけて期待を持たせるようなブランディングが有用だと書かれていた。

わたしは著者のように華やかなキャリアやギラギラしたビジネスマンになりたいわけではないけれど、近い将来2年後3年後、また遠い将来10年後20年後に自分がどうありたいかを少しずつ描き、ありたい姿を実現するためにどんな環境に身を置いて何をしている必要があるかを考えて、そのチャンスを得るために、他者へ自分をどう見せるかという視点は参考になると感じた。

そこで、本書のブランドエクイティピラミッドを参考に、近い将来、自分がありたい姿とそのための行動を整理しなおしてみた。

「小さくて伝統ある組織で新しいビジネスを育てる人になる」
①自分がありたい姿
小さくて伝統ある組織で、新しいビジネスを育てる人
②具体的な状態
中小企業、伝統産業の社長や人事の人に口説かれる状態
③選べれる根拠
小さくて伝統ある組織で、数字に残る実績を残している。
可能性を信じて前向きに行動できる。
自分がワクワクすることで周りを巻き込むことができる。
④具体的な行動ルール
いつも+αの提案と行動をし続ける。
社内外の相手へ、行動に繋がるコミュニケーションをする。
新たなビジネス作りに必要な繋がり作りにコミットする。

今までもこれからも、社内外で活躍している人を見ると自分に自信が無くなることもあるし、目の前の仕事に必死になると長い目で見て自分は何を目指しているかがわからなくなることがある。

ふと立ち止まって、自分がどうありたいか、何を大切に行動する必要があるか、思い返すための、自分への言葉ができたと感じる。