技術をひけらかさず、ノリノリで披露する姿がかっこいい(ラヂオの時間)
三谷幸喜監督の映画「ラヂオの時間」を観ました。
元音響担当で、今は守衛さんをしている、藤村俊二さんのキャラクターが素敵だった。
マシンガンの音や、ダムが決壊する音、花火の音などを巧みに生み出すシーンが面白かった。
また、初めは頼まれて嫌々やっていた音響も、途中から物語に魅かれたのか、つい昔を思い出して楽しくなったのか、ノリノリで効果音を披露する姿がとても愛らしかった。
誇れる技術を持っていて、でもそれをひけらかさないところ。
相手にどう思われるかではなく、自分がどう思うかで行動するところ。
頑固過ぎず、自分の好きなことをするところ。
藤村さんの役の、そんな生き方は素敵だなと感じた。