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社会に対して、どのような「影響」を与えられる存在になりたいか(だから、僕らはこの働き方を選んだ)

「だから、僕らはこの働き方を選んだ 東京R不動産のフリーエージェント・スタイル」を読みました。

見ているだけでワクワクして、妄想が膨らむ不動産サイト東京R不動産の考え方や働き方について書かれた本。

フリーエージェントというスタイルの働き方で、安定よりも生きる力を身に着ける姿勢や、無闇やたらに利益だけを追求するのだけではなく自分たちの「影響力」を意識する姿勢が印象的だった。

今はコロナ禍という大きな変化に直面しているが、この先も私が生きている間に、自然災害や人口減少、世界の人口構成の変化など自分ではどうにもできない社会の変化に直面することは不可避だと思う。そんな不安定で不確実な社会に生きているのだから、一時的な安定に安心するのは大きなリスクであり、むしろ今小さなリスクを取ってでも自分が生きる力を身に着けることは長期的な視点で見れば安心できる生き方だと感じた。フリーエージェントという働き方をいきなり選ぶのはハードルが高いが、今の仕事を通してどうしたら自分が生きる力を身に着けられるか、業務外の活動でも自分は社会に対してどのような価値が発揮できるかを意識して行動しようと思った。

また、社会に対して、社会といってもまずは自分の周囲の数名・数十名に対して、どのような「影響」を与えられる存在になりたいかを考えた。何か無駄なことを楽しむ存在でありたい。無駄な時間を確保するために効率や効果を重視する存在でもありたい。また、なんとなく人と人が時間を共有するような空間を作る人になりたい。例えば、BBQやお鍋を囲む時間、寒空のした焚火を囲む時間、スナックやカウンターの屋台で見知らぬ人と食事とお酒を楽しむ時間、音楽や笑いを他者と一緒に楽しむ時間…。自分の仕事や生き方で、人と人との緩やかな繋がりを生み出したり、喜びや楽しみ、安心を感じさせたりすることが出来れば、私はとても幸せだなと思う