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仲間を信じる勇気を持つこと(エリックを探して)

ケンローチ監督の映画「エリックを探して」を観ました。

映画「エリックを探して」を観て

昨年、観て印象的だった映画「家族を想うとき」や「わたしはダニエルブレイク」の監督であるケンローチさんの作品を他にも観てみたいと思って、本作品を鑑賞した。

社会問題に対するメッセージ性の強い上記2作と比べて、本作「エリックを探して」は、気軽に観られて、鑑賞後はスッキリとする映画だった。

本作品の主人公は息子との関係、離婚した妻との関係が上手くいっていなかった。そんな時に、主人公の前にサッカー選手エリックカントナが表れる。数々のカントナの「格言」に従って主人公が行動するうちに、周囲との関係性が改善されていくお話だった。

エリックカントナ選手のキャラクターやこれまでの成績などをわたしはよく知らなかったけれど、スポーツ選手の視点での「格言」は印象的だった。

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1.困難な時に思考停止しないこと

「上手くいかないのならば別の方法を考えろ」「少しでも可能性を広げられる方法を考えろ」

主人公が行き詰った時にカントナがかけるメッセージが印象的だった。

上手くいかないことがある時、それは不可能だったと考えて、諦めてしまうことがある。自分ではどうにもできないのだから、上手くいかないことに対して時間やエネルギーを割くのはムダなことだと考えていた。

しかし、映画を観て、私はまだ可能性があることに対しても、自分にはどうにもできない、不可能だと考えていることがあると気が付いた。

何か困難な状況になった時に、自分が影響を与えられるか与えられないかの判断を、これまでよりも丁寧にしようと思った。もしかしたら、これまであきらめていたようなことに対して、別な方法や可能性を広げられる方法を考えられると思うので。

2.仲間を信じる勇気を持つこと

「なんでも打ち明けて相談できるのが仲間だ」「仲間を信じられなければ負けだ」

困難な状況を打開する方法として、カントナは仲間に相談すること、仲間を信じることを主人公に薦めていた。

困難な状況に直面した時、つい一人で諦めてしまったり、周りの人を頼れなかったりしてしまうことが私はある。

周りの人にとってはどうでも良いことではないだろうか、相談しても解決しないのではないかと考えてしまう。

息子たちのトラブルに頭を悩ませている主人公も同じような気持ちだったのではないかと感じた。しかし、カントナの助言にしたがって仲間達に相談して、一緒に考えて、行動することで、一人ではどうにもできなかった問題の解決に成功した。

主人公が仲間に相談して、仲間を信じて行動しつづける姿はとても印象的で、私も主人公のように仲間を信じる勇気を持った人間になりたいと思った。

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まとめ

自分ではどうすることも出来ない困難な問題に対して、簡単に諦めずに、別の方法を考えたり、可能性を少しでも広げられる方法を考えたりしたい。可能性を広げる選択肢として、勇気を持って仲間に相談したり、仲間を信じて行動したりできる人間になりたい。