公務員からの転職 夢追いし音楽家
自伝の序章みたいなタイトルですよね。
初めまして、KoHと言います。
フリーランスで今は作曲家していますが、高校卒業後、4年間省のつく場所で公務員として働いていました。
今、自分でも思います。よく1番安定した職業から、1番不安定な職業に転職した(?)なって。
辞めてから、公務員の同僚と会ったときも、「よく辞めれたよね、すごいよ。」なんて言われたこと、鮮明に覚えてます。
多分こういうジレンマって、生きてる上でいつまでも付き纏ってくるんだろうなって思ったので、自己紹介がてらに、その時の心情やら現実的な問題なんか書いてみます。
公務員をはじめた理由
高校生の時から、音楽制作はちょこちょこしていました。
そこに対して、職業にするってほどの想いはなかったですが、どんな形であれやりたいと思っていました。
当時は声優に対しての憧れもあったため、社会人になったらお金を貯めて、専門学校に行こうと思っていました。
そして、1番時間とお金のバランスが取れそうな公務員という職業を選びました。
仕事や受験に関するエピソードは、また別のタイミングで。
公務員を辞めた理由
仕事を辞める理由ってどんなものが思い浮かびますか?
『人間関係』、『キャリア』、『やりがい』、『労働基準』いろいろ思い浮かぶとおもいます。
よく「音楽したかったからですよね?」ってよく言われるのですけど、実際そうでもなかったり。
正直、公務員の仕事はなんだかんだ言って楽しかったですしね。
業務が多岐に渡る分充実感はあるし、自分たちの推進するプロジェクトが少しずつ進んでいく感じを間近で体感しますし、一般の生活していたらみれないこともあるし。
ただ、自分の人生を考えるタイミングがありました。
いわゆる長期間のお休みをいただいた時期ですね。
たくさん考えました。
『生活拠点』、『必要な支出の時系列(想定)』、『続けるメリット』、『続けるデメリット』、『自分の心身のこと』、『公務員倫理法』
結果から導き出されたのは、
自分の人生設計上、この仕事は手段として合っていないということでした。
人生設計上というのは、夢とかそういうものではなく、先々にくる結婚や親の介護など現実的なことを考えると削ぐわないと判断したというイメージです。
まさに、続けることの方が不安でしかなかったというところです。
『自分の親の定年がいつで』、『自分が結婚するならいつで』、『転勤なんてしたくなくて』、みたいな。
辞める前後ってやっぱり不安しかないですね。
いろんな事情もありましたが、この時くらいから電話というものがすこぶる嫌いになりました。
人が怖いのなんの。
その人の意見や意志に押しつぶされそうっていうか。
絶対的多数派の意見に触れてしまえば、負けそうみたいな。
よく大事なことは、身の回りの人に相談するだぞって言われますが、あんなの嘘だって思います。
だって、自分の意志に反する意見の方が多いだろうし、それに対してきちんと向き合ってくれる人なんて、そういないですし。
人って一生バイアスからは逃れられないし、中立的にはなれないんだろうなって。(今もそうだけど。)
だから、結局誰にも相談せず、決断していました。
後から知った人には、相談してよとは言われましたけど、やっぱり続けることを推奨していましたね。
辞めてから、2ヶ月。
ちょこちょこライブに出て、お世話になっていた人から作曲のお仕事をもらい始めるようになりました。
がむしゃらにでも動き続けてよかったなって。
だからこそ、今も走り続けないとって言う思いがあります。
どんなに今が辛かろうと、どんなに時間がかかろうかと。