さよなら絵梨という2時間のマンガ
92点。映画とマンガの融合という新境地を見ました。藤本タツキは天才。読め。
さて、このマンガを読めば特徴的すぎるコマ割り(1ページが4コマが基本で、大駒で2コマ、1コマ、見開き2ページ1コマの4種類しかない)に気づくと思います。
気づいたんで数えました。ちょうど700コマです。
https://www.jiu.ac.jp/files/user/education/books/pdf/840-36.pdf
1コマのセリフの長さや間から言って、1コマ10秒だと仮説を立てました。700×10秒は7000秒、約116分。タイトルロールとエンドロールを足すと、ちょうど120分の映画です。
つまり藤本タツキは、映画をマンガで描いたのです。天才ですね。
このページとかすごくわかりやすいけど、1コマあたりの時間がだいたい10秒くらいになってるというのがわかるとおもいます。
だからさよなら絵梨は、10秒がカウントできるタイマーでもよこにおいて2時間かけてよめば、藤本タツキの脳内を追体験できる映画ってことです。
補足
ちなみに直感の過程をうまく説明できるかわからないけど説明すると、読みはじめてすぐにこれはコマかページかに時間の意味があるなって気づいて、先生の説教のあたりで1コマ10秒はあるから1ページだと40秒くらいあるな?ってなって、見開きのページが80秒は長すぎるなって気づいて消えてコマ数えて、700コマと切りがいいし、意味があるなって計算してああ二時間だなって納得した。
あとはダークナイトの病院爆破オマージュだよなとか、メメントみたいな構成でノーランのメメントとダークナイト好きすぎない?とかはある。
知らなかったけどこれが元ネタらしくて、BD注文したので届いたら見ます。見てまた追記するかも
さよなら絵梨の「ラスト付近も生前にとった絵梨の映像との編集」という説ですが、このコマが繋がってるし俺は吸血鬼でいいと思うよ。あと映画ってそういうもんだし(マクロスは劇中劇であるってネタはあんまり好きじゃない)
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