同姓同名
しばらく前に、ある論文を探していたところ、とある論文の集積サイトに巡り合いました。無料会員なのですが、検索した論文と近いテーマの論文を、毎日一つメールで送ってきてくれるので、ちょっと得した気分です。
ところでこちらのサイト、利用者と論文の執筆者の紐づけをしているようで、思い出したように、その照会があります。それというのもこちらのサイトには、私と同姓同名の執筆者による論文が収録されており、「この筆者はあなたか?」と確認をしてくるのです。
私の姓は、数はそれほど多くないものの、日本全国どこにでもあるものです。が、名の方は画数の多い漢字の組み合わせなので、同姓同名の方はごくごく稀なのだろうと思います。WEBの時代になっても、確認できたのは2、3例ほどのものでした。
そうした訳で、「この筆者はあなたか?」と、全く畑違いの論文の筆者に同姓同名の方がいるというのは、ちょっと新鮮な感じがしないではありません。
私の遠い親類には、ある大きな事件の関係者と同姓同名の方がいました。そのため、出入国の機会などに、色々と要らぬ面倒を被ることになったようです。おそらくは、姓が地域限定の珍しいものであったことも手伝ってのことだったのでしょうけれど。
ふとそのことが脳裏を過り、滅多にいない同姓同名の方々に迷惑を掛けることがないようありたいものだと、少しばかりは思うのでした。