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#34 Editorial

Official髭男dism メジャー2ndアルバム「Editorial」全曲聴きました。

とんでもねぇアルバムです。マジで名盤です。メンバーそれぞれが作詞したり作曲したりした楽曲もあって、とにかくワクワクする楽しいアルバムです。一曲一曲感想をつらつらと。

1. Editorial

「伝えたい、だけど語れない」から始まる歌。声とデジタルクワイアを重ねただけの曲。藤原聡さんの紡ぐ歌詞ってやっぱり素晴らしいな、と改めて感じさせてくれたタイトルチューン。

2.アポトーシス

正直、「“アポトーシス”」の意味を知らなくて、すぐに調べた。“細胞死”。もうすぐ30歳になるから、20代はあと少ししかないから、ということで書いた曲らしい。不安だったり憂いだったりを歌詞に紡いだそうだが、ターゲットを限定せず、どんな層にも刺さる素晴らしい楽曲だなと思った。音楽的にも難しいことをしまくってて、でもやっぱり髭男の楽曲で。最高の楽曲。

3.I LOVE…

恋に葛藤する自分に自信のない主人公のリアルな日常が歌詞に紡がれている。MVが好きなので、MVも込みで聴いてほしい。

4.フィラメント

ちゃんまつこと松浦匡希さんとボーカル藤原聡さんの共作楽曲。めちゃくちゃ爽やか。CMで使われている画が浮かぶ。歌いこなすのが超難しそう。ラスサビの圧巻さに惚れ惚れ。

5.HELLO

イントロがめちゃくちゃ好き。いろんな解釈ができるが、背中を押してくれる歌詞に、応援ソングだと解釈した。これもまたMV込みで聴いてほしい。

6.Cry Baby

転調、転調、また転調。FIRE GROUNDぐらい熱い。熱すぎる。勝てないとわかっている相手に立ち向かっていく勇気を歌詞から感じ取ったし、転調で奮い立って、また転調で奮い立って…とにかく熱い楽曲。MVも素晴らしい。

7.Shower

藤原さんが「詞先で作ったのは久しぶりだと思ってる」と言ってたのがこの曲。自分の生活を見つめ直すような楽曲。このご時世で上手くいかないこととか、こんなご時世じゃなければこんな楽しいことができてたのになぁ、という心の葛藤が現れているような気がする。

8.みどりの雨避け

最初から最後まで間違いなく楢﨑誠だった。名物とーちゃん。おかえりかあさん。互いの尻を嗅ぐワンコ。ボウモア。大人数でグランピングしてる時に弾き語りしたくなるような楽曲だった。俺だけか。

9.パラボラ

大学生活が始まる直前にこの曲を聴きたかった。刺さりすぎるくらい刺さると思う。めちゃくちゃMVが良いので見てほしい。カルピスのCMとマッチしすぎてた。

10.ペンディング・マシーン

どこかこのご時世に物申すような歌詞に加えて、踏みすぎやろ!ってくらい韻を踏んだ歌詞。初っ端から「タフガイ、耐えられない、知らない、病まない」で「ai、ai、ai、ai」で踏んで徐々にフルスロットルになる。「Wi-Fi、環境がない、行きたい、額、タイム、下さい、お誘い、和気藹々、暗い、冗談じゃない、社会、現代、生きたい、why?不具合、保てない」全部ai。踏みすぎ。もっとあるけどキリがない。「誇り合い、泥試合」「ooiai、ooiai」など、韻の中に別の韻を忍ばせる高等テクニックも随所にある。そして嫌でもノリノリになってしまうメロディ。僕の中で一番好きな髭男の楽曲を更新した。これは名曲。

11.Bedroom Talk

ギター小笹さん作詞作曲。mabanuaさんも参加している。マジでゆったりオシャレな楽曲。自分に寄り添ってくれる、添い寝してくれるような楽曲だった。やかましいわ。最高の楽曲です。

12.Laughter

映画のために書き下ろされたこの楽曲、めちゃくちゃ歌詞がいい。心の中に飛んでいる鳥を気持ちよく羽ばたかせて、笑顔になってほしい。そんな意味を汲み取った。

13.Universe

ドラえもんの映画の主題歌として書き下ろされた楽曲。空き地に積まれた土管の上に座るのび太が思い浮かんだ。「伸びた影」「砂場の解答用紙」「0点」。言葉遊びが素晴らしすぎる。

14.Lost In My Room

めちゃくちゃキー高い。エディットが緻密で、複雑で、とにかく伸びやかなファルセットが素晴らしすぎる。ライブで最高潮に盛り上がってる時に聴きたい。


またOfficial髭男dismが名盤を出した。名盤しか出ないのかこのバンドは。今後も楽しみすぎるな。

最後まで一ファンのこねくり回した文章を読んでいただき、ありがとうございました。

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