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聖ヒルデガルトの眠りを解いた?ゲーテと聖ヒルデガルトの繋がりと共通点 𓇗𝕳𝖎𝖑𝖉𝖊𝖌𝖆𝖗𝖙𝖊𝖓 𝕹𝖔𝖙𝖊𓇗

聖ヒルデガルトは正統キリスト教とは異なることから長く忘れられていました。
今から考えると信じられないですよね!

その忘れられていた理由は、聖ヒルデガルトが使用していた粗野なラテン語の為であるとも言われています。そのため、15世紀ルネサンスの人文主義者も、啓蒙主義の時代にも、聖ヒルデガルトの復活は起こらなかったと言われています。そして、実証主義を重んじる19世紀にはも聖ヒルデガルトの存在は無視されていました。
その状況下で、唯一、啓蒙主義時代に、ライン旅行の途中のヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテが聖ヒルデガルトの著書をひもとき驚嘆したといいます。

聖ヒルデガルトの著書『スキヴィアス』から数百年後、偉大な政治家、芸術家、劇作家、科学者であるヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは、この書物を見て「聖女ヒルデガルトの幻影が記された古い書物は驚異的である」と記したと言われています。

ゲーテと聖ヒルデガルトの共通点 【光との出会い】

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテが死の直前に「もっと光を!」と絶望の中で世界に向かって叫んだとき、それは死の直前の彼の超越的なものへの最も苦しく深い憧れの表現であったのではないでしょうか。

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは、人生の最後の瞬間まで、神と闘い、神のために闘い、そして最後には、すべての暗闇を照らす光、希望を輝かせ、人間の精神を啓発し、真理の知識へと導く光を求めました。

太古の昔から、光は神の暗号として、言葉にならない神秘を言葉にするためのイメージとして、そしてすべての生命の理由と質問に答えるために使われてきました。

"神は光である "と福音書記者のヨハネは言っていますが、歴史の中で神がご自身を現すところには、どこでもとても明るい光として現れました。
光は暗闇を照らし、真の姿を見ることを可能にするだけでなく、生命を与え、維持し、暖かさを与え、その結果、神の知識、生命、そして卓越した愛の象徴となります。

聖ヒルデガルト(1098年〜1179年)の生涯も、彼女が亡くなるまで、あらゆる色や色合いの光に彩られていましたが、その時、空に輝く光が現れたという伝説があります。

それ以上に、この光は彼女の作品全体の出発点となり、着火点となり、命を与える火となったのです。
光との出会いは、それまで何の変哲もなかった彼女の人生に稲妻のように襲いかかりました。

彼女自身は、「イエス・キリストの受肉の1141年、私が42歳と7ヶ月の時、天から閃光を伴った燃えるような光が降りてきた」と表現しています。
それは私の脳にあふれ、胸の中でも輝いていました。 
そして突然、聖典の意味が開かれたのです...そして彼女は、"見たもの、聞いたものを書け!"という命令を聞いたと言います。

ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは、光の夜明けとそれに伴うビジョンの才能により、今日まで幻視者・予言者の名で呼ばれてきました。

𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 𓇬 

▼最後に、自然科学研究にのめりこんでいたゲーテのフランクフルトの生家がボタニカル柄の壁紙や美しい陶器で飾られ、魅力的ですので、その画像を皆様に共有させていただきます。ご覧くださいませ。

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