スイカフィッシュ

スイカフィッシュにうってつけの日。日記とかを書く。

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  • 気に入ってる記事

  • 國大感傷マゾ同好会「共感性致命傷説集vol.1」(の、一部)

    國學院大學感傷マゾ同好会の同人誌「共感性致命傷説集vol.1」に載せた5つの原稿です。当時「感傷マゾ」という概念でなにを考えようとしていたのか……今となっては朧げですが、これを読むと思い出します。 ────って、感傷マゾですか? ……じゃあ、まず君の「感傷マゾ」の定義を教えてくれるかな?

  • スイカフィッ・ランドの長い記事

    あのスイカフィッ・ランドとて、えいえんではなかったのだ。

  • スイカフィッ・日記

    ぼくの持っていくサントリー・レッドを飲んでください!!!

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院に入ってからはこっち使ってます。

    • ポートフォリオ

      自分が書いた文章のなかで、エッセイを除く「取材っぽい」記事や動画、インタビューをまとめてみました。参考になれば幸いです。 「思想が強い」という言葉が使われるようになっていった経緯を遡ってみた記事 マルチ商法の勧誘を受けに行った記事 メンズクリアの無料脱毛を受けに行った記事 インスタの広告でよく見る「映画オーディション」に行ってみた記事 ホストクラブの体験入店に行ってみた記事

      • 今夜は内藤「「無垢な少女」をめぐって ──白いワンピースの少女って、どこがそんなに良いわけ?」(エッセイ)

        1.「少女」ってそもそも誰? タイトルからわかる通り、僕はぶっちゃけ「白いワンピースの少女」にあまり興味がありません。ただ僕が気になるのは、何故皆がそれほどまでに「白いワンピースの少女」に惹かれているのか、ということです。「ひまわり畑」や「夏休みに訪れた青い空の田舎」や「高原のサナトリウム」というようなシチュエーションで儚げに微笑む彼女に、どんな魅力があるのか。……いや、僕もまったく憧れないってことはないんですが……やっぱり、なんでそこまで皆がそういった少女を描いたイラスト

        • M・一途「美少女動物園にて」(短編小説)

          僕が担当する檻には「白いワンピース少女」がいる、らしい。僕には見えない。 毎日たくさんの人が園にやってきて、彼女を熱心に見ている。ときどき子供たちが絵を描いて見せてくれるが、どの絵も微妙に違うので彼女が本当はどんな姿なのか、よくわからない。 「トクナガくんが羨ましいな」 と、休憩中に同僚のスドウくんが話しかけてきた。 「トクナガくんは、大変名誉ある仕事に就いているからな」 それは知っている。担当の檻が決まった時、さんざん言われたことだ。 「トクナガくんは、彼女とど

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          アンチサブカル地獄変「感傷マゾとか言ってる奴らの薄ら寒い気色悪さ」(エッセイ)

          1. 傷を舐め合うのは勝手だがベロベロした唾をこっちまで飛ばしきてンじゃネェぞ、感傷マゾ野郎。「青春できなかった……」とかゴチャゴチャ泣いてるだけならまだしも、「青春できなかった……という鬱屈をエモい文章に昇華するボク/ワタシ」とか悦に浸ってるてめェらみたいなモンは心底気色悪いよな。自分の人生を切り売りしてネタにして、そのうちネタのために人生やるようになるンだよ、てめェらみたいな連中は。最初は本当に青春を送れてなかったやつも、「わざわざ青春を避ける」ようにいずれなンだよ。他人

          アンチサブカル地獄変「感傷マゾとか言ってる奴らの薄ら寒い気色悪さ」(エッセイ)

          恋石川千明「わたしたちの好きなロジハラ」

          今回の記事は、自分が過去に企画した同人誌『共感性致命傷説集 vol.1』に掲載した架空のインタビュー原稿です。 頒布したのももう2年前ですし、boothの在庫も既にないのでここに再掲します。 今後も、過去原稿をいくつか載せようと思っています。(当然ですが、自分で執筆したものに限ります!!!) 『共感性致命傷説集』はvol.2もあるのですが、そちらは以下のリンク先から無料でダウンロードできます。 共感性致命傷説集vol.2 - b4summerrocket - BOOTH

          恋石川千明「わたしたちの好きなロジハラ」

          10/12 ぼくと暗黙のルール

          ぼくは今日、二子玉川に来ていた。特に用事があるわけではなかったが、家にいると何もせず1日が終わってしまうので半ば義務的にやってきた。なぜ二子玉川なのかといえば、定期圏外だからだ。ときたま今日と同じ目的で外出することがあるのだが、そういうときは大抵電車賃を節約するために定期圏内にあたるエリアまでしか足を伸ばさない。ただいつもそれでは流石に飽きるし、ここ数ヶ月一切アルバイトをしておらず収入がなかった(そのうえ大学を出て社会的身分すら失った)ぼくは一昨日、小さな出版社に編集部員とし

          10/12 ぼくと暗黙のルール

          10/8 セックスや恋愛に対する劣等感の性質と変容について

          というツイートがさっき回ってきた。わりと事実なのかもしれん、と感じる。かつて……それこそ月9が猛威を振るっていた90年代と比べれば、セックスや恋愛は、そこまで「めちゃくちゃ素晴らしくてそれを手に入れることこそ最高の幸せ!」という感じのものではなく、よりカジュアルなものになっているはずだ。同時にこういったカジュアル化は、セックスや恋愛に対するコンプレックスの性質を変容させてゆくのではないか、とも思う。 つまり、「セックスや恋愛など大したものではなく、もっと普通でカジュアルなも

          10/8 セックスや恋愛に対する劣等感の性質と変容について

          10/1 ぬいぐるみについて

          22歳になった去年の今日、ぼくはぬいぐるみを貰った。約30㎝ほどの、アライグマのぬいぐるみだ。それを凄く気に入ったぼくは、貰った翌日に澁谷のドン・キホーテに行って小型犬用のハーネスを購入し、アライグマに装着してしじゅう連れ歩くようになった。それからぼくは、Amazonでフェネックギツネの、百均でコアラの、ぬいぐるみメーカー「たけのこ TAKENOKO」でまたアライグマの、そして先日はSHEINでもアライグマのぬいぐるみを買った。加えて「たけのこ TAKENOKO」のアライグマ

          10/1 ぬいぐるみについて

          7/20 碇シンジは男性不信だと思う。

          1.シンジくんは男性不信多分そう、根拠はない。エヴァを観ていてなんかそう思った。もちろんこれは親父・碇ゲンドウのせい。親父がよくわからない謎の存在だったせいで、シンジくんにとって男性全般がよくわからない謎の存在になってしまい、彼は男性不信になってしまった。すなわち『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』は、最後に親父とお話しすることで男性不信を完治させるエンドだったのだ!少なくとも自分はそう観た。 95年のテレビシリーズ、第20話「心のかたち、ひとのかたち」において描かれ

          7/20 碇シンジは男性不信だと思う。

          赤井計算「青春コンプレックスを抱えたおじさんたちに聞く!」

          赤井計算『街場の感傷マゾ』青春時代の記憶 ──本題の前にまず、お二人が具体的にどういった青春時代を送っていたか伺っていきたいと思います。では先にAさん、良いでしょうか?一応共学だったということでしたが……。 A:青春時代ですか……。なんか、クラス内でドッと笑いが起こることってありますよね?その時期クラスで流行ってたネタ……たとえば、ぼくが覚えているのだと「よっ!気をつけて帰れよっ」っていうのがあって。 B:なんですかそれ。 A:誰かが……だいたい、クラスのムードメーカ

          赤井計算「青春コンプレックスを抱えたおじさんたちに聞く!」

          7/13 「好きなひとを好きでいるために、そのひとから自由でいたい」のか?

           授業中、教室内で参考図書が回される。だいたいパラっと読んで次の人へ渡すわけだが、昨日は「パラっ」と読んだ箇所が妙に印象的だった。著者は國分功一郎、タイトルは『中動態の世界  意志と責任の考古学』。そこには、以下のように書いてあった。  授業中に居眠りをしていた生徒がいて、教師がそれを叱った。しかし生徒いわく、実は「両親を事故で亡くし、毎晩兄妹のために深夜のアルバイトをしているせいで睡眠時間が取れない」らしいのだ。すると教師は叱ったことを後悔し、生徒に対して応援の気持ちさえ

          7/13 「好きなひとを好きでいるために、そのひとから自由でいたい」のか?

          7/10 卒論終わった日記

           映画監督・新海誠、漫画家・西島大介、そして作家・哲学者の東浩紀による2007年の鼎談で、すごく好きなくだりがある。 「自分の自意識とかが作品の中にダダ漏れだけど、あれって恥ずかしくないの?」的なことを聞かれた新海誠が、いやぁ〜実は『彼女と彼女の猫』なんかはぶっちゃけラブレターなんすよねぇだから恥ずかしいのは当然なんですよ!アハハみたいなことを答え、そして東浩紀が、哲学者もそういうことってあるんですか?と聞かれて、以下のように答える。  ここで東が言及している『存在論的、

          7/10 卒論終わった日記

          自閉主義について

          本記事では、社会学者・天野義智が『自閉主義のために』『繭の中のユートピア』で提案した「自閉主義」という思想を紹介しています。天野は2012年5月の岩波に掲載された「貧乏子なし社会の成立・素描」を最後にいかなる媒体にも論考を載せておらず、また単著も前述した二冊のみなので、ほとんど知名度の 「自閉主義」とはなにか 「自閉主義」は、社会学者の天野義智が『自閉主義のために』という著作で唱えた考えです。ただし、その肝要は1986年に「思想」に掲載された「自閉化について:「繭化体」と

          自閉主義について

          6/29 「思想強い」と言い出したのは誰なのか

           そもそも「思想が強い」とはなんなのか。わかっていることといえば、なんとなく揶揄か冗談っぽいニュアンスを含んでいることと、それを言われた側はだいたい腑に落ちないということくらいだ。また、「自分って「思想が強い」のかな……?」と疑っているひともいるだろう。   というわけで最初に、「これに当てはまったらあなたは「思想が強い」かも!?」という判断基準をひとつ紹介したい。もちろん絶対ではないが、これに該当するなら「思想が強い」可能性が高いだろう。 ↓ ↓ ↓ ↓ 街で聞こ

          6/29 「思想強い」と言い出したのは誰なのか

          6/27 男のメンヘラは自然食品のような顔をしている

          メンヘラといえば、まず恋人に首を絞められるのが好き。カメラを持って出かけ、不意に写真を撮り、家に帰ってイチャイチャして首を絞められる。そのあと午前3:49分、Twitterに「生きてるって感じがする。」と投稿。早朝に起きると、恋人が狭いベランダで缶のポタージュを飲んでいる。 恋人「……おはよ。寒くない?」 メンヘラ「うん……(外を見て)なんか寒い朝って、すごい青いよね」 恋人「空気感とかね(?)。……飲む?」 ポタージュ缶を差し出す恋人。 メンヘラ「ありがと」 鳩

          6/27 男のメンヘラは自然食品のような顔をしている