目に見えるものが全てじゃ無い
職場にひと回り歳下の男子がいる。その男子は極度の人見知り、自己開示が苦手で1人で買い物に行く事も恥ずかしいという。
私は誰とでもフランクに接する事が出来るお気楽かつお手軽な性格なので、そんな男子と3年程タッグを組んでいる。
そんな私も1年前、精神的に辛い時期があった。
職場の人間に悩みは話していなかった。
けれど、毎朝会社に行くと、なぜか私の仕事が進んでいる。毎日毎日朝行くと私の仕事が前日より進んでいる。
その男子は私の心の変化に気付き、何も言わず私の仕事をそっと進めてくれていたのだ。
時は経ち、
「そういえばさ、あの時いつも仕事進めてくれてたじゃん?あれって私に惚れてたの?」
「それは絶対にありません。」
そうか。違ったか。