PROFILE & WORKS
林家彦三 × 齋藤圭介
Profile
林家彦三
HIKOZA HAYASHIYA
2015(平成27)年、林家彦六(八代目林家正蔵)の怪談噺・人情噺の継承者である林家正雀に入門。(一社)落語協会会員。現在二ツ目。出囃子は「晴れて雲間」。若手の落語家として日々を送りながら、文筆活動も続けている。個性的な勉強会の他、別ジャンルのイベント等にも参加している。文芸作品の落語的解釈などにも取り組む。著者に『汀日記 -若手はなしかの思索ノート-』(書肆侃侃房、2022年)、『猫橋Ⅰ』『猫橋Ⅱ』(ぶなのもり、2021年〜2022年)など。その他文筆歴として、『文學界』(文藝春秋)や「webちくま」(筑摩書房)への寄稿がある。本名は齋藤圭介。
KEISUKE SAITO
齋藤圭介
1990(平成2)年、福島県生まれ。早稲田大学文学部ドイツ文学科を一度中退。その間に、関西地区を遍歴。松竹座で働きながら、京都撮影所などに出入りする。他に京都市立芸術大学の聴講生。その後早大独文科に再入学。ボン大学への短期留学などの経験を経て、卒業。卒論は「詩人生田春月の再評価」。在学中、同級生らと文芸同人誌『新奇蹟』を創刊。第一詩集に『処女詩集 海』(2021年、虹色社)がある。また『詩誌 天窓』を主宰し、創刊号が『現代詩手帖』に取り上げられる。本業は噺家。
Works
RAKUGO
落語
現在の主な個人落語会
・はれくも会
林家彦三の月一勉強会。ネタおろしが中心。はれくも会事務局が主催。四谷三丁目。
・夜半亭
のんき計画主催。落語と文学がテーマ。会場は西荻窪BREWBOOKS 2階書斎。年三〜四回。
・阿佐ヶ谷檸檬落語会
Lemon House Inc.主催。阿佐ヶ谷Rojiにて、毎回対談ゲストを招いて開催。隔月。
〈過去のゲスト〉※敬称略
第一回 山下敦弘(映画監督)
第二回 見汐麻衣(歌手・作家)
第三回 鈴木亘(美学者)
第四回 oono yuuki(ミュージシャン)
・Le Temps寄席
宇野亜喜良の壁画の店、新宿三丁目のBar ル・タンにて。不定期開催。(予定)
・篁(たかむら)寄席
出身地である福島県小野町での落語会。小野町は小野小町の誕生伝説がある。年一回開催。毎年四月半ば。
その他活動など
・川口市にある国の重要文化財、旧田中家住宅にて、「旧田中家で四季を知る 林家彦三 落語の集い」を、自身の茶道の師であり着物研究家の猪上勝也氏を招き、複数回開催。また、演劇集団「ゲッコーパレード」の演出家である黒田瑞仁氏もゲストとして招く。
・フランク・ロイド・ライト設計「明日館」にて、ゲストをお呼びしての対談の会「明日會」を主催(休止中)。
・コントラバス奏者であり音楽詩劇研究所主宰の河崎純氏とのコラボレーションを共同で企画、開催。新宿にあった文壇バー「風紋」を回顧する会なども開催。
・若手表現者や若手芸術家を集めたwebコンテンツ「noisy Shack」に参加。創作風景などの動画制作、発信。現在は終了。
・下北沢の本屋B&Bにて、文学と落語について考えるイベント「文藝噺研究所」を開催。
・居候していた京都右京区の喫茶店「古心庵」での落語会。今後も継続予定。
その他
彩の国さいたま芸術劇場の主催するワークショップにて川口市担当講師を務める
川口市赤山城址にて伊奈忠順の創作落語披露
蕨市河鍋暁斎の落語化プロジェクト参加
草加市漸草庵にて松尾芭蕉をテーマにイベントを開催
新宿区漱石山房記念館にて漱石作品にまつわる落語会に参加
落語協会黙認誌「そろそろ」編集員
ラジオ出演、大学授業ゲスト講師、演劇上演後アフタートーク etc.
WRITER
作家
林家彦三名義
・『汀日記-若手はなしかの思索ノート-』
書肆侃侃房 2022年
・『猫橋I』『猫橋Ⅱ』『猫橋Ⅲ』(予定)
ぶなのもり 2021〜2024
林家彦三×齋藤圭介の共同誌
・『ほんのひとさじvol.17』書肆侃侃房 2021年 寄稿「南京錠」
・書肆侃侃房「web侃づめ」にて、随筆「日々の、えりどめ」を連載。2021.9〜(終了)
・『文學界』2022年9月号寄稿
「おどけてみせる」
・筑摩書房「webちくま」のリレーエッセイ寄稿
「朝、小さなベランダでひとつずつ読む本 ヴァルター・ベンヤミン『一方通交路』(晶文社、幅健志、山本雅昭編)/J・P・へーベル『ドイツ暦物語』(鳥影社、有内嘉宏訳)」
2022.10.26
・山口和男『紙の本をつくる』(虹色社)のあとがき
「新しい虹をめぐる七章」2022.11
・映画「天上の花」パンフレットに寄稿
「天上悲歌に寄す-三好達治の映像化と萩原朔太郎の没後五十年に-」2022.12
・読書系・アート系フリーペーパー「DayArt」30号 太宰治特集寄稿
「投げ捨てよ、過去の森」2023.6
・落語協会黙認誌「そろそろ」にて随筆連載
「薄荷糖」2022〜現在
interview
・読書系・アート系フリーペーパー「DayArt 」Web版コラム
林家彦三×河崎純「一日遅れのメリイクリスマス、『風紋』回顧」ルポ 2021.1.7
・未来定番研究所“Future Is Now”
「おもてなしの実態調査2022-23」2022.10.31
齋藤圭介名義
・同級生ら四人と文芸同人誌『新奇蹟』を創刊。2015年。代表発起人として全十一冊を発行。出版社はしろうべえ書房。小説や詩を書く。文芸誌各種の同人誌評にも掲載。
・京都にて『古心庵物語』(しろうべえ書房、2016年)を刊行。初版100部限定。喫茶店の居候時代の思い出を綴ったもの。
・齋藤圭介作品集『言葉の砌』(私家版)を部数限定で製本、配布。2021年。
・文芸思潮賞佳作受賞
小説「案山子」(未発表)
・『処女詩集 海』(虹色社、2022.11)
・西川口BAR CASK AND STILLの25周年記念ボトル Ichiro's Malt World Blended Malt Whisky のためのボトルラベルデザインをモチーフとした物語執筆。150部限定。非売品。
小説「マダム・アクトレス」2023.9
・6人の作家による小説集『都電物語』(虹色社、2022)及び『江ノ電物語』(2023)に寄稿
小説「熊野前まで」
小説「七里ヶ浜流局」
・『DayArt』32号 日常とアートの詩 寄稿
・冊子『黄金郷時代』をデザイン、作成、製本。新宿の物書きのZINE。
「随想 あの頃の新宿」掲載 2023.9
・『詩誌 天窓』(虹色社)を主宰。執筆、作成、製本。2023年に第二号を発行。
その他
・祖母の影響で十代から句作。鬼貫青春俳句賞審査員票獲得など。
・批評グループ「天使の梯子」メンバー(終了)
・蕨駅徒歩五分「Antenna Books & Cafe ココシバ」における、「月イチ青空読書会-pro monat lesen(プロモナトレーゼン)」司会。
etc.
地道に精進してまいります。
宜しくお願いいたします。
※日程(随時更新)とお問い合わせはこちら。
※写真は全てphotographer武藤奈緒美の撮影
三鷹×蕨×跨線橋
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中野駅線路沿い