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[41]日本を滅ぼす財務省

今回は私的メモです。増税論が出ているので、それに関連することです。財務省言いなりの岸田首相。皆さんもこの状況下で増税の議論が出るのはおかしいと思いますよね。

下図を見てください。日本だけバブル崩壊時に極端な緊縮を続けたためにGDP成長率は横這いです。名目GDPですらです。

1980年を1.0とした場合のGDP成長率推移

日本では、建設国債及び特例国債の償還については、60年で償還し終えるという、「60年償還ルール」が用いられています。しかし、海外では借り換えを普通に行っています。
下記の資料の通り、国債償還ルールが先進国の中で日本だけ「財政赤字でも償還」という訳の分からない状態になっています。他国は現実には償還していません。だから海外では、戦争などの特殊な状況で無い限りGDPは成長を続けています。コ〇ナ禍であってもです。
毎年60年前の国債を清算するために予算を充てているので、増税しなくとも17兆円ほど見直せるのです。

2015年の財務省資料「諸外国の債務管理政策等について」に書いている通り、財務省自身がこのおかしな点に気づいているのです。

https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/gov_debt_management/proceedings/material/d20150417-4-2.pdf.pdf

国債償還ルールの他国との比較

御覧の通りです。防衛費増額のうち1兆円分を増税で賄うなどという意味不明の方針は、このルールを閣議決定で見直せば良いだけです。おつりの分で、日本の軍需産業の再編や共食いが行われている防衛品や弾薬の購入に充てれば良いのです。それによって、国内経済も活性化します。(アメリカから購入するのは極力なしにしないとダメ)
ついでに財政法第4条の
国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない。 但し、公共事業費、出資金及び貸付金の財源については、国会の議決を経た金額の範囲内で、公債を発行し又は借入金をなすことができる。
という太字部分を見直す立法を国会議員は行えば良いのです。
更には、税収は増え続けています。

税収推移

これで増税って、ふざけてるのかって話です。経済活動が減速して税収減るのが分からないほど馬鹿なの?財務省官僚の殆どは東大上がりのくせに。
(了)

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髙山彦行
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