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「レジリエンス」は「精神力」の一つ

専門家が教えてくれない「レジリエンス」②

みなさんこんにちは。みなさんの「レジリエンス」を泡立てて心に薫らせる「レジリエンスの焙煎士」ほりしんです。

「レジリエンス」をわかりやすく伝えるためにいろいろなアプローチをしています。今回は『専門家が教えてくれない「レジリエンス」』というシリーズです。

でも実は「専門家が教えてくれないシリーズ」と銘打ってはいますが、正確に言うと専門家のいろいろなアプローチから、わかりやすいものだけをピックアップして、とにかく「レジリエンス」を自分のもの、自分の力にしようということです。


「レジリエンス」という言葉はよく聞くけど、いまひとつよくわからないという方が多いのではないかと思います。


例えばYahooで「レジリエンス」と検索すると、ウキペディアの「レジリエンス(心理学)」という項目が出てきます。


「社会的ディスアドバンテージや、己に不利な状況において、そういった状況に自身のライフタスクを対応させる個人の能力と定義される」
と書いてあります。なんのこっちゃという感じですね。


「レジリエンスの定義」と言われるものも世界で100以上あると言われていますから、調べれば調べるほどわからなくなります。

ということで今回は「レジリエンスは何か」という心理学のアプローチではなく、「レジリエンス」をすでに自分の心に存在している「精神力」として捉え、どう使うのかという視点で書いてみたいと思います。前回ご紹介した数多くの「レジリエンスの定義」の中にも「レジリエンスは精神力」とする研究者がいました。

まずこの「精神力」という捉え方なんですが、みなさんは「精神力」というとどんなイメージでしょうか。

みなさん、もちろんポケモンはご存じですね。私は時々3歳の孫に教わっています。いま900種類以上いるらしいです。

このポケモンの特性に「せいしんりょく」というのがあります。

この特性の効果は「ひるまない」です。相手の攻撃に「ひるまない力」です。

今度はこの「精神力」をまたYahooで検索すると「精神を支えている力。何かをやり抜こうとする意志の力。気力。」と出てきます。

テレビでスポーツを見ていると、ピンチの時でも常に前向きに相手に立ち向かってゆく選手は「精神力が強い」と表現されます。

ところがこの「レジリエンス」は「精神を支えている力」には間違いないのですが、必ずしもポケモンのような上向きの精神力ではないのです。


前回のブログで、専門家の様々なアプローチを参考に、私の勝手な解釈ではありますが、「レジリエンス」は「資質」であり、最優先のミッションは「回復」より「適応」であると定めました。

つまり「レジリエンス」はネガティブな精神状態を無理に上向きにしないでその場で耐えて受容するという精神力でもあるということです。

「立ち直る」には一度「立ち止まる」時間が必要なのです。

このことをまず「レジリエンス」を自分の「精神力」として使う際にイメージしてください。

落ち込んだ時に「すぐに立ち直ろう」とか「早く回復しなくては」という上向きの精神力を発揮できる人は、もしかすると「レジリエンス」を意識する必要はないのかもしれません。

逆にそんな時に

「私、落ち込んでも平気です」

と言えるメンタルマネジメントが「レジリエンス」ではないでしょうか。

そして「精神力」というのは「意識する」と高まりますね。

例えば「集中力」。

勉強や仕事の最中に、ちょっとぼーっとしてしまう時があります。そんな時、「いかんいかんともっと集中しなければ」と思うと高まります。

サッカーの試合でチームメイトが疲れてちょっとだらだらしてきたなと言う時に、キャプテンが「集中、集中!」と言うと一瞬チームが引き締まったりしますよね。

だから同じ「精神力」である「レジリエンス」も、意識することが大切であることはお分かりいただけるかと思います。

意識する方法は、YouTubeの「レジリエンスの焙煎士~レジリエンスを始めよう!」をご覧ください。

次回の『専門家が教えてくれない「レジリエンス」』は『「レジリエンス」は鍛えなくていい!?』という話になります。

それでは次回をお楽しみに。

「レジリエンスの焙煎士」ほりしん





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