ジャズマスター
最近、ジャズマスターが気になっています。
ジャズマスターというのはこういうギターのことです。
名前にジャズが入っていますが、ジャズではほとんど使われていません。ウィキペディアなどによると1950年代、ギブソンのレスポールに対抗してフェンダー社がジャズ用のギターとして開発したので、ジャズマスターという名前を冠しているものの、結局、ジャズはギブソンを中心としたフルアコやセミアコなどの箱物が主流となり、ジャズではジョー・パスが初期に使っているのが確認できるくらいです。
その名前とは裏腹にもっぱらロックで愛用するミュージシャンが多く、古くはベンチャーズ、新しいところだと90年代のオルタナやそれに影響を受けたミュージシャンに愛用されています。個人的にはテレビジョンのトム・ヴァーレインとかソニック・ユースのサーストン・ムーア、日本だとナンバーガールの田渕ひさ子さんの印象が強いです。
ちなみに田渕ひさ子さんはジャズマスターの由来をこの時は知らないようです。
というわけでロックのイメージが強いジャズマスターですが、ジャズマスターでジャズをやってみたらどうなんだろうというのが最近の興味ですジャズマスターでジャズトーンが出るのでしょうか?
フェンダー社もジャズマスターのジャズでの再起を模索しているところはあるようで、ジャズギタリストの小沼ようすけさんなどをフィーチャーしたりしています。
ユーチューバー・ギタリストの小川智也さんもちょっと試している動画があったりします。
とは言ってもオリジナルのジャズマスターは無駄にスイッチが多かったり、弦落ちの欠陥があるなどあまり評価が高くないのも事実で、私も若い頃、フェンダージャパンのジャズマスターを保有していましたが同じような感想を持っています。
なのでオリジナルの問題点が改善されているようなジャズマスターで個人的に気になっているのがバッカスのジャズマスターです。特にローステッドメイプルのBJM-1-RSMが良さげに見えます。
かなり安い入門モデルなところが玉にきずですが、上位モデルだとお試しにはちょっと高いし、中位にも似たようなモデル(Windy)がありますが少しジャズマスターっぽさが薄いのです。
とりあえず人気モデルで現在は入荷待ちのようなので、年末の市場に出てくる頃を狙ってみたいと思います。