
還暦前の挑戦者:使命に目覚める秋
秋も深まる中、私は占い鑑定師として30年以上続けてきたこの仕事を、心から幸せに感じています。
メディア記者時代と同様に、年齢・性別・職業が異なる多くの方々との出会いに恵まれてきました。どの方にも、かけがえのない人生のドラマが存在します。
かつて劇作家で文藝春秋の創業者、菊池寛が「演劇の劇は劇薬の劇。激しいほど面白い」と語りましたが、私も毎日の鑑定を通じて、多様なドラマに触れる機会があります。
山あり谷ありの人生ですが、職業柄「谷」の低迷期にある方と出会うことが多いのです。しかし、運勢が下り坂にある時こそ、その先に大きな可能性が待ち受けています。ボタンの掛け違いを元に戻すだけで、運勢は飛躍的に向上することもあるのです。

試練を乗り越え、新たな道を切り拓いていくクライアントさんたちから、私も大きな勇気をいただいています。先日も、シンガポールからのクライアントさんとリアルにお目にかかり、夏バテ気味の私に喝を入れていただきました。
その方は、2年前にオンライン鑑定で知り合った女性で、当時はシンガポール日本人学校の先生をしていました。海外生活を通じて日本語教育の大切さに目覚め、シンガポール国立大学(NUS)で日本語教育の教授を目指す決意をされました。

NUSはアジアトップクラスの総合大学で、16の学部・大学院に4万人を超える学生が在籍しています。その中でも「語学教育研究センター」では13言語が学べ、日本語プログラムは毎学期約700名の学生が受講する人気のコースです。
彼女は講師としてすぐに教壇に立つことも可能ですが、あえて難関の教授の道を選び、マスター資格を取得するために母校の大学院での受験準備を始めました。
彼女の挑戦に驚いたのは、数え歳59歳という年齢でした。還暦を目前にしての挑戦を占うと、宿曜では「室宿」に属し、豪快でエネルギッシュな性格が見られました。
強い決断力で大きな目標を達成する力を持つ彼女ですが、四柱推命では財星がなく、目的意識が希薄な傾向がある反面、2024年は財星が巡り、使命感を持って行動する年となっています。
また、申子辰の水局三合が結実し、教師としての経験がより広がり、深く浸透していくことを示唆しています。彼女の本命星である七赤金星は、2025年に「坎宮」に入ります。

これは学びの宮であり、知識やスキルを速やかに吸収できる時期です。大学院での学びは、非常に成果を上げることでしょう。
古来より「坎から五年で伸びよ」とも言われており、彼女の新たな目標は必ず達成されると私は確信しています。
いくつになっても使命感と目標を持ち続け、挑戦し続けることの大切さを、彼女の姿勢から学ばせていただきました。
感謝を込めて。
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