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38.求められる中小診断士とは 愚痴が聞ける関係性

 以前の記事「22.目指す診断士像 中小企業診断士の役割を考える」でも書きましたが、目指す中小診断士像を一言で言うと「伴走支援ができる診断士」。ただ改善提言をするのではなく、その実行までお付き合いする関係性の構築ができる診断士を理想と考えています。

 あくまで理想で、まだまだ勉強不足ですが。

 そのようななか、先日多くの中小企業の代表が集まる場に参加させていただきました。軽くお酒も入り、名刺を頂きながら楽しくお話しをさせていただくことができました。

 その中で多く聞かれた意見が人材不足、特に事業の相談ができる役員や従業員、いわゆる「右腕」が欲しいというものでした。

 よく言われることですが、会社の代表は孤独な方(経営上の話)が多いようです。事業を営む中で、重要な判断や困った事を相談する相手がいないとの事。現場の事は、現場の社員で十分だが、重要な経営判断だと内容も含め相談しにくいとのことでした。

 そのような時、一人で考えこむ方が多いようですが、そのストレスは相当のようです。配偶者がいる方は、相談をする場合もあるとのことですが、当然妥当な意見を求めるまでは難しいとのことでした。

 そんな時に相談ができる存在が中小企業診断士だと考えます。イメージは企業活動のカウンセラー、または町医者

 会計士や税理士の先生もそのような存在かもしれませんが、敷居が高かったり財務中心の話となります。コンサル会社もありますが、もう少し気軽に相談できる存在が私の理想像。ちょっと調子が出ない時に相談できる相手になりたい。

 商工会議所の経営指導員もそのような存在かもしれませんが、中小企業診断士であれば、一定の品質が担保されると思います。国家資格取得者ですので。

 また、企業も人と同じで、定期的に健康診断を受け、具合の悪いところは早期発見し、治療をする事が大事です。

 普段から一緒に過ごし、良き相談相手となり、また、様子がおかしいと思ったら、すぐに改善提言をし共に実行する、そんな存在を目指したいと改めて思いました。そのためには、自分自身がレベルアップをしなければならないと改めて感じました。

 最後まで読んで頂き、ありがとうございました♪

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