ネルドリップ

今まで夏場に水出しコーヒーを作るのにペーパーを使ってたのだけど、濾すのにペーパーだと目が細かいので、少し時間が掛かる。そこでドリップ用のネルを使うようになったのだが、これから秋から冬になるとホットの方をよく飲む事になるからという理由でネルドリップで淹れるようになった。

ネルの手入れとか手間だけど、何だかんだ言ってもネルの方が美味しく仕上がる。まず味わいやコクがまるで違う。ペーパーよりもコーヒーの油分を適度に通すのだろうか、風味や味わいがまろやかになる。

人によって淹れ方は違うが、私の場合、温度は一般的にいわれている温度よりもかなり低めで淹れる様にしている。昭和の頃、福岡市に「ばんぢろ」というお店があり、そのオーナーであった耕 八路さん( 本名は井野 耕八郎さん)の著作に低温抽出法が紹介されていたので、やってみたら美味しく淹れる事が出来たので、それ以来、取り入れている。あと差し湯もする。

75℃位のお湯で2~30秒ほど蒸らし、それからドリップを開始し、濃い目に淹れ、前半でネルはどかす。コーヒーの美味しい成分は前半で出ているので、後は淹れたコーヒーにお湯を足して好みの薄さにする。後半の成分を捨てる事になるので少し勿体無い気もしない訳ではないが、これは抽出されるコーヒーに出来るだけ雑味を入れないようにする事を狙っている。

ネルドリップはどうしてもペーパー以上に温度が下がりがちという欠点があり、更に低めでドリップしているから、余計に温度が温くなってしまうが、淹れたコーヒーに熱湯を差し湯をするから問題なく楽しめる。

実はコーヒーを美味しく淹れる上で大事な事がある。それは焙煎してから日にちが経過し過ぎた古い豆は絶対に使わない事。そして必ず豆は挽きたてのものを使う事だ。淹れる度に必要な分をコーヒーミルで挽いた方がいい。何故なら豆が酸化して古くなったものは、何をどうしようと美味しく淹れる事は出来ないからだ。そして、あんまり高い温度で抽出せず、必ず豆は蒸らす事。要は出来るだけ美味しい成分だけを抽出しないといけないからだ。

だから挽いてあるコーヒー豆のまとめ買いなど、私からすれば全くの愚の骨頂で、自分で淹れるのに何が悲しくてわざわざ不味くするのかと思う。



右や左の旦那様、人生オワコンの中年ニートのキモいオッサンにも、お恵みを.... 愛の手を... と書いてみたけど、こんな糞ニートをサポートする奇特な方などおりますまいが、それでも人生オワコンの引きこもりの糞ニート、出来るだけ面白い記事を書くように頑張ります....