うまみ調味料、或いは化学調味料について
味の素はうちは使ってない。まず使う必要が無いからだ。コンソメキューブの類いもまず使う事がない。
とある有名なラーメン店で茶匙山盛りで入れてるのをみて唖然とした事がある。人によって食べた感想は違うから個人差はあるだろうけど、自分の場合、食べてる時は旨味が入ってるから美味しく感じても、舌が暫くおかしくなり、後口が悪く胃がもたれる。
某美食マンガのように化学調味料は使うなとまでは言わないが、明らかにラーメン一杯に対してティースプーンで山盛り一杯も入れるとか多すぎるんじゃないのか? 確かに何でも旨味を補ってくれるというのは一見すると有難い事のように思えるが、慣れてしまうと元々の素材が持っている味以上に旨味が無いと物足りない味覚になってしまう。それが恐ろしい。旨味に対する中毒状態になってしまう危惧がある。今、味の素は世界中で使われているようだが、これは恐らくは食文化を大きく変えてしまう事になるだろう。
インドでもバシバシ使ってるようだ。その場合、味の素に慣れたインド人が、味の素なんか入れない本来のラッサムを食べた時、物足りないと感じるという事態になるんだろうか? 日本だってそうだ。90年代辺りから某美食マンガを契機に化学調味料離れという事が起きてたのだが、それ以前の戦後の食卓においては、何にでも味の素の類いを入れてあって、家庭に常備してある位であった。今だってそうだ。加工品とか成分表を読むとアミノ酸とちゃんと書いてる。
漬物売り場でパッケージ化された漬物を見ると、よくもまあ、これでもかこれでもかという位に添加物や保存料だらけで、それはそれはこちらが驚く程だ。沢庵というと大根に塩に米糠、せいぜい着色料でウコン位なものだろうと思うのだが、あれはちょっとした見ものだ。スーパーの買い物客の多くは加工品の成分表なんか読まないで買っているようだ。大きなお世話ではあるが、自分のお腹の中に入れるものなのだから、せめてどういうのが入ってるか位の確認はしておいた方が良いのではないだろうか?
確かにそれを摂る事ですぐに病気になるとかそういう訳ではないだろう。食品添加物の類いだって安全性が確保されてるから国が認可しているだろうというのはある。しかし、長期的にはどうだろうか?長期的なスパンで見た時にわからない事もあるんじゃないのか?
国家も企業も平気で嘘をつく。仮に国家や企業には善意しかないという前提に考えても、知らなかったというのはある。我々はそういう事例を山のように見てきているではないか。自分の身は自分で守らないと誰も守ってはくれない。
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