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仕事の対価【楽曲制作1曲おいくら?】
こんにちは、hikkyです。
さっきまで別の話を書いていたのですが、その話は別の機会にします。
今回のテーマは、ここ1か月くらい毎日考えていて、日々状況も考え方も変化・試行錯誤している段階なので、まとまりのない文章になってしまうかもしれません。
でも文章を書くと考えがまとまる、ということも聞いたので、まずは書いてみようと思います。
最近悩んでいたことがあるのです。
「真剣に考えないと」と思うことが、ついさっきあったので、急遽書くことにしました。
この機会に作曲家として活動していくスタンスもまとめておかなければ、と思ったので、つまらない話ですが、よろしければご覧ください。
特に現時点で曲の依頼を頂いている方や、これから頼もうかな、と思われている方は是非。
何を悩んでいたかと言うと。
1つの楽曲制作に対する対価です。
ありがたいことに、いま制作依頼を受けている楽曲が4曲あります。
自分から「ぜひ作らせてください」って言ったのもあるけど。笑
つい最近まで自分の制作する楽曲に経済的価値があるなんて考えたこともなかった。
「お金払うから歌ってくれないかな」のレベルです。
今も既に完成した曲は良いものも出来たけど、基本的には自分の仕事に対する対価を求められる段階にはない、と思っています。
世に出たのは、まだ『あなたの心にダイレクト向かい飛車』だけだし。
でも実際に楽曲の依頼を受けてみると、かなりの時間と労力がかかる。
さらに私の場合は基本的に作詞と作曲しかできません。
一人では録音して音源にすることもできないので、アレンジャー・ベーシスト等の力を借りなくてはいけない。
仮に私が詞と曲を作り上げた時点では経済的な価値がゼロでも、彼らの力を借りる以上は対価を払わなくてはならない。
「なら自分だけで出来るようにすればいい」とも考えましたが、今までに制作した曲は私以外の手が加わることで大幅に良くなった。
彼らは、私の『こういう楽曲にしたい』を形にしてくれた。
私は脱サラして、いま時給で働いています。
ざっくり1日の労働に対し1万円です。
簡単に換算すると今の私には「1日=1万円」の価値があるということです。
これは大した金額ではないです、休みなしで1年中働いても年収400万円にも満たないですから。
私が新卒で働いた1年目の年収よりも低い。
新卒でボーナスを数十万円手にしたときは「こんなに貰っていいのか…?おれそんなに仕事したか…?」と思ったものです。
でも段々と感覚が麻痺するんですよね、サラリーマンをやっていると。
とりあえず求められたことはやって、反発せずに良い子にしておけば、一定のお金が貰える。ストレスはあるけど、お金を稼ぐ、と言う点では超ラクです。
去年、数年ぶりに数時間だけ飲食店でバイトをして、時給でお給料を頂いたのですが、数年ぶりに「お金を稼ぐってこういうことだったな」と思いました。
少し脱線しましたが、お金持ちになりたいわけではなくても、生きていくのにお金は必要です。当たり前ですが。
そこで思い出したのが「C=C」。
「貢献(Contribution)=報酬(Compensation)」という、私がつい最近まで働いていた会社の用語です。
例えば「1000円の報酬で何かの仕事を受けたら、あなたに1000円分の貢献をしますよ」、あるいはその逆、ということです。
報酬はもちろんお金とは限りません。わかりやすい価値の尺度がお金であるのは間違いないですが。
話は戻り。
私は現時点では自分の楽曲制作についてお金を取れる段階ではないと思っています。
より正確に言うなら「hikkyが作る」という付加価値はゼロ、という意味です。
それでも協力者の報酬は払わないといけない、時間をとるには1日1万円の仕事を減らさなければいけない、という現実があります。
「空いた時間で制作する」が「制作するために時間を作る」に変化してきました。
仕事と対価。そんな単純なことを会社員時代に忘れ去ったまま、ごく最近になってやっと考え出しました。
完全に思考が停止していました。
怖っ。
そんなわけで、現状でありがたいことに楽曲制作を依頼頂いている方には、もしかしたら制作報酬に関して「言っていることが変わった」ということが起きているかもしれません。
本当に起きていたら申し訳ありません。
お酒が入ってて、会話の内容の記憶が曖昧、というケースもある。
ダメな奴ですね。
なるべく仕事の話はお酒の入っていない時にする、と決めました、きっと当たり前なんだけど。
お酒は大好きなので、飲むことは許してください。
ただ、酔っていた時のことでも、自分の言ったことには責任を持ちます。
仕事を頂いた方とは、その時点では私の方が立場的に下だと思ってしまっていました。
でも仕事をする以上は対等の立場でないといけない。
これはつい2~3日の間に気付いたことです。
アホですね。
何か気になることがあったら、遠慮なく言ってください。
何も言われずに「なんか変だな」という違和感を持ち続けるのが一番イヤです。
私は空気の読めない人間なので、察せないんです、これはすみません。
今後仕事を頂ける方とは「対等な立場で接してください」と最初にお伝えします。
年齢や立場は関係なく。
そんなこんなで、長い言い訳のような回でした。
制作費の話をすると、自分ではビクビクしながら提示しても、今のところ「安ッ!!!」としか言われたことないんですけどね。
さて、今できることは依頼頂いた曲を完成させること。
ざっくりのデモを制作陣に聴いてもらったところ、「名曲の予感」「エモい!良い!」と言ってもらえた曲も制作中です。
その方の声で、この曲が歌われるところを想像したら、涙が出ました。
数か月後に、このブログで報告できるのが本当に楽しみです。
楽しみにして頂ける方は、お楽しみに。
今後も未熟な私をどうぞ宜しくお願い致します。