『あなたの心にダイレクト向かい飛車』制作秘話②作詞作曲の作業
こんにちは、hikky(のぞみんP)です。
昨日アップした第一回、たくさんの人に見て頂けたようで、とても嬉しいです。
昨日は全5回って思っていたけど、今日頭の中で内容を考えていたら、たぶん全10回くらいになってしまいそうです。
最初は「いやー素敵な体験でした!」「作ってよかった!」というような、お気楽な話で終わろうかと思っていたのですが、まじでヤバい大きな事件があったりもしたので、そのあたりも包み隠さずに書いていこうと思います。
制作『秘話』ですからね。
ものすごく読み味の悪い、重い回が4日後か5日後くらいに待っています。
のぞみんに止められたら予定変更するしれないけど、「NGないので、なんでも書いていいですよ」って言ってくれたので、書きたいことを嘘偽りなく書いていきたい。
とはいえ今回は曲の制作とか解説的な話なので、軽めです。
さあ、さっそく続きを書いていきます。
【2019年 5月 上旬】
自分の書いた曲を歌ってもらえるなんて。
ワクワクしますよ、それは。女の子に曲書くのなんて初めてですから。
それはさておき、数年ぶりの本格的な曲作り。
歌い出しは制作開始から数分でできたけど、なかなか続きができない。
「作るぞ!頑張るぞ!」と思って力んでしまうと、逆に何も作れないタイプなので、のんびり過ごしておりました。
これは人によって分かれるようです。
『いきものがかり』の男性2人は、曲作りの仕方が全く違うらしいですし。
向かって左の水野さん(リーダー)は時間をかけて練り上げるタイプ。
向かって右の山下さん(少し派手目なほう)は、思いついたら30分くらいでパッと書いちゃうタイプ。(時間をかけるとボツになるらしい)
トイレの大きいほうも、人によってけっこうな時間かける人、小さい方と同じくらいの時間で済む人、いますよね。
私は後者タイプっていうことですね。
とはいってもアイドル曲か…
昔、モーニング娘。は好きだった(加護ちゃん推し)けど、それ以降のアイドルはほとんど聴いていない。
その半年前まで、私が付き合っていた彼女がアイドル好きで。
BiSH、Juice=Juice、アンジュルムあたりが大好きで、うちのPCでYouTubeを見ていて。
私のYouTubeアカウントのオススメ動画に、やたらアイドルが出てくるようになって「やめてくれ、頼むから」ってお願いしていたくらい、全くと言っていいほど聴かなかった。
今はBiSH大好きです。アイドルというよりアーティストとしてですが。
まあとにかくアイドル曲を全くわからないわけです。
でも2曲だけ、この15年くらいで「これはすごい曲だ」と思った曲があったので、とりあえず聴き直してみることにしました。
AKB48の『ヘビーローテーション』と『ポニーテールとシュシュ』です。
私は専門家でも評論家でもないですが、この2曲にはJ-POPの素晴らしさが余すことなく詰まっている、と思っています。
これは初めて言うと思うのですが、実は『あなたの心にダイレクト向かい飛車』を作るうえで、かなり参考にしたというか影響を受けたのは『ヘビーローテーション』でした。
篠田麻里子も大島優子も可愛いな… ではなくて。
・初めて聴く人でも、2番からもう口ずさめるようなキャッチーなメロディ
・Bメロの「パン、パパン」という聴く側、観る側がついノリたくなるリズム
・アイドル曲なのに、なんならうるさいくらいなのに、不快感を与えない歪んだバンドサウンド
・明るい曲なのに、少し哀愁のあるメロディがある(「いつも聴いてたfavorite song あの曲のように」のところとか)
数え上げればキリがありません。
コード進行に、いわゆる『カノン進行』を使うことも決めました。
『パッヘルベルのカノン』の世界一愛されていると言ってもいいだろうコード進行です。
これは僕の持論なのですが『カノン進行を使えば誰でも人生で一曲は名曲を書ける』。
あいのりの主題歌だった『明日への扉/I WiSH』
『TOMORROW/岡本真夜』
『愛は勝つ/KAN』
『チェリー/スピッツ』
『マリーゴールド/あいみょん』
そして『ヘビーローテーション』。
などなど、本当にキリがないので、この辺でやめます。
それまで私が作った曲は、意識的にカノン進行を避けていました。
「カノン進行を使ってしまったら、それ以上に良い曲はもう一生書けない」と思っていたからですね。
それを「こんなチャンスに一生に一度を使わない理由はない、もうこんなチャンスは絶対にないだろう」と思い、採用しました。
パッヘルベルの原曲とキーも同じD(ニ長調)だし。
そんなこんなで曲が出来ました。(雑)
大好きな将棋小説『りゅうおうのおしごと!』の影響を受けつつ。
曲が先に出来て、歌詞の足りない分は後からひねり出しました。
我ながら良い歌詞が書けたな、って書き上げてから半年以上経った今でも思います。
最初に1番だけ出来てた歌詞をのぞみんに見せたとき「『ヘナチョコな棒銀』好きです笑」って言ってもらえたときは嬉しかったな。
2番の歌詞は丸1か月半くらいかかりました。
「あれ、もう歩切れなの??(∵)」は、最も本音を言える将棋仲間であり、大切で大事な友達(男)が考えてくれました。
ある日突然「『あれ、もう歩切れなの?』ってどう?」ってLINEが来て「なに言ってんだ?w」って思って、スルーしたんですけどね。
最後まで一番悩んでいた歌詞の部分にぴったりハマったんです、奇跡的に。
送ってきてくれた彼は、メロも何も知らないはずなのに。
そうして『あなたの心にダイレクト向かい飛車』の詞と曲は完成しました。
あとはアレンジをどうするか…
私は自分でギターを弾いて歌う、って方法しかできないものですから。
【次回】
なぜCDを作ることになったのか。
その出会いは最高か最悪か。
ここまでお読み頂いた方、いらっしゃいましたらありがとうございます!
明日も頑張って書きます。
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