映画「夜明けのすべて」
「すくわれることは、ある。」山添くんのこの言葉が確かなことのように感じられた。山添くんはパニック障害を抱えながら、藤沢さんはPMSを抱えながら、苦しみながらも懸命に生きている。それぞれに生きづらさを感じながら。
お互いの生きづらさを知った二人は、適度な距離感を保ちながらも相手を理解しようと動き始める。その感情の動きが繊細で、無理がなくて、暖かかった。そしてお互いを知ろうとすること、相手のために自分に何ができるか考えて行動すること、それが人をすくい、自分もすくわれるのだと教えて