私が言い訳ばかりしていた理由
私は子供の頃からずっと言い訳ばかりしていました。
4人兄弟の長女で、物心ついた時には弟が生まれていました。
親に抱っこしてもらった記憶はナシ。
物心ついた時には毒母から、
「お姉ちゃんなんだから」と言われ、弟や妹が悪いことをしても叱られるのはいつも私。
「誰も、お姉ちゃんになりたいなんて頼んだ覚えはない!」
今でもはっきり覚えているのですが、
物心ついて、「人を信じてはいけない」と思った最初の人が自分の母親でした。
そういうわけで、
自分を守るために人から何か言われると必死になって「自分は悪くない」と自分を守る手段として言い訳をしていました。
自分で自分を守らなければ、
母親でさえ自分を守ってくれない…
恥ずかしい話ですが…
このように育った私は
「言い訳してはいけない」という事の意味が大人になってもわかりませんでした。
言い訳しなければ誰も守ってくれないというトラウマがずっと頭にこびりついていました。
こんな考え方では、人間関係はうまくいかない。
それが、大人になってからのウツと引きこもりの原因になっていきました。
こんなひねくれた私なのに、
集団生活の中で私を理解してくれる人は、いつも何人かはいました。
しかし、
私の被害妄想が強すぎてせっかく私を理解してくれていた人も結局離れて行ってしまったのです。
そうすると「誰も自分を守ってくれない」という気持ちが更に強くなり負のスパイラルに陥ってしまう。
今になってやっと、こんな私を受け入れてくれた人たちに対して感謝できました。
愚痴っぽい内容が長くなってしまいました🙇♀️
子供の時に充分な愛情を注いで貰えずに大人になってしまうと、集団生活が始まる頃から大人なるまでずっと人間関係で苦労します。
例外的に、
私の母親のように、親に構ってもらわない方がいいという子供もいるようですが…
しかし、それはごく稀なケース。
毒母はひとりっ子でした。
子供の頃から、一人でいるのが好きだったと言っていました。
彼女から、「私は子供のころから一人でいるのが好きだったから、あなたも同じだと思って、敢(あ)えてほったらかしにした」と言われました。
これを言われた時は、全身から力が抜けました。
˚‧º·(˚ ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )‧º·˚
“自分は、1人が好きなくせに、
なぜ次々と子供を産んだんだ‼️
育てる能力が無いヤツが子供産むな‼️”
一週間ほど泣き続けました。😭😭😭
親として無責任すぎ!˚‧º·(˚ ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )‧º·˚
しかしこの時、
子供の頃から感じていた母に対する違和感の原因がやっと分かり、
辛いながらもどこかスッキリしました。
誤解されるような言い方になってしまいますが…
私が、“言い訳という武器”を使い、
自分で自分の身を守っていた理由が、やっとわかりました。
原因が分かってからは、言い訳する自分を治す努力を始めました。
途中で宗教にハマったり色々遠回りしました。
(宗教については、別の記事で書きます。)
最終的には、引き寄せの法則を知り、
言い訳を治す大きなきっかけを与えてくれたのが、斎藤一人さんでした。
斎藤一人さんのお話を通して、今は言い訳するクセを克服できました。
もちろん人間ですから、感情があります。
言い訳したくなる事はあります。
でも…
かつてのように、相手の気持ちも考えずに言い訳することはもう無くなりました。
もしも、
身近な人間関係で、言い訳ばかりする人がいたら、頭ごなしに非難するのでなく、ちょっと落ち着いてその人をじっくりと観察してみてください。
・そわそわしている
・いつも何か心配事を抱えているような顔
・自信がなさそうな表情
明るくニコニコして、余裕のある態度で笑顔いっぱいの人と、様子が違うはず。
もちろんこういう人は、優しく接してあげたからと言って、素直に応対するとは限りません。
失礼な事を言ったり、失礼は態度を取るかもしれない。
あるいは、甘えてきたりするかもしれない。
そうしたら、そっとしておいてあげる。
くれぐれも構い過ぎない。
深入りしてしまうと、
こちらのエネルギーが奪われます。
かつての私のように、
言い訳ばかりする人は、愛情や思いやりの意味さえもよくわからない場合があります。
ただ、本人は決して悪気があるわけではないのは事実。
言い訳ばかりしている人がいたら、
頭ごなしに非難するのではなく、
「この人は、愛情不足なのかもしれないなぁ」ってそっと見守る。
言い訳に対してムカッとする事もあります。
人間だから当然です。
でも、こういう人に対して言い返すと、関係がこじれてドロ沼化します。
言い訳はサラッと流して、遠くからそっと見守る。
これが言い訳ばかりする人への最大の愛情表現だと…
かつて言い訳ばかりしていた私が思う事です。