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【日記】幸せのハードルが下がった件

こんにちは、かつやです。今日は少しだけ、『幸せのハードルが下がった』ことについて話してみようと思います。

これまで私は、東京という大都会で最新で日本の最新っぽい雰囲気にふれながら、何かしら中心にいるような感覚が幸せだと感じていました。常に刺激的な環境で、日々新しいことに追いついていることが、まるで自分の価値を証明しているかのような気がしていたんです。

でも、鬱を再発したのを機に北海道の実家に戻り、そこから見える景色はずいぶんと変わりました。そして気づいたのは、自分にとっての『幸せ』が、ずっとシンプルなものに変わったことでした。今では、「ご飯を食べて、夜寝る前にただリラックスできる時間があること」が、本当に幸せだと感じるんです。

この記事では、私がどうやって『幸せのハードルを下げたか』、そしてその変化がどんな意味を持っているのか、感じたことをシェアしたいと思います。もしかしたら、これを読んでいる誰かの心も少し軽くなるかもしれないと願って。

1.「東京って仕事が大変で家賃が高いだけじゃね?」

端的に言うと雰囲気を享受できるが家賃や物価が高く割に合わない。よく考えてみると、東京って仕事が大変で家賃も高く、その生活に追われるだけの日々ではないでしょうか?一見華やかに見える東京の生活も、実際には「何かに追いつくため」に常に努力し続ける、そんな疲れを伴う場所でもあるんです。こんなことを疑問に思い始めているうちに私はうつ病を再発してしまいました。

2.「北海道に帰ってきて”しまった”という観念」

帰郷したタイミングでは、何か逃げ出したような後ろめたさを感じながら生活していました。また、仕事を退職したため、そのことでの焦りもありました。都会の華やかさから遠ざかった自分は、本当にこれで良いのか、幸せを手放してしまったのではないかという観念に縛られていました。北海道の実家での生活は静かで、以前のような刺激に満ちた環境とは正反対でした。そのため、最初は何かみじめな気持ちを感じることもありました。でも、少しずつその静けさの中に自分の心を見つめる時間が増え、シンプルな幸せに気づけるようになったのです。

3.「プレッシャーを感じる生活の中でやすらげる時間を発見」

家族からは求職や療養、経済面についての静かなプレッシャーを感じていました。毎日、家族が仕事から帰ってくる時間になると、焦燥感にさいなまれ、何にも手がつかない状態になり、憂鬱な日々が続きました。この環境での療養は非常に厳しいものに感じていました。しかし、逆にこの焦燥感が功を奏したのです。毎日を何とかやり過ごしていく中で、「おや、この時間は割と平気だな」と感じる瞬間がありました。

そうです、その時間が「夕食後の睡眠前の時間」です。この時間だけは、自室で一人で過ごし、何もしなくても、誰かとコミュニケーションをとらなくても自分を許すことができる、そんな貴重な時間だったのです。この時間があることで、私は少しずつ自分を取り戻し、心の安らぎを感じることができました。

おそらく抗うつ剤や睡眠薬が効いていることも影響していると思いますが、それ以上に「誰にも干渉されない時間」が私にとって大きな意味を持っていたのだと思います。この夕食後から寝る前の時間は、プレッシャーから解放され、自己を受け入れることができる特別な時間でした。

4.「結局」
こうして私は、プレッシャーに囲まれた生活の中から、ハードルの低い小さな幸せを見つけることができました。この小さな幸せこそが、私にとっての新しい幸せの形であり、それは以前の華やかさに追われる幸せとは全く異なるものでした。これまでの自分が抱えていた「何かを成し遂げなければならない」という重圧から解放され、ただ「存在するだけで良い」と思える瞬間を大切にすることが、私にとって本当の意味での癒しとなりました。

この記事を通して伝えたいのは、幸せの形は状況や心の状態によって変わるものだということです。都会の刺激や達成感を追い求める幸せもあれば、静かな時間の中で「ただ生きているだけで十分」と感じられる幸せもあります。どちらが正解というわけではなく、自分にとって今必要な幸せの形を見つけることが大切です。もしあなたも、プレッシャーや焦りを感じているなら、一度立ち止まって、自分にとっての小さな幸せを見つけてみてください。その小さな幸せが、意外にも大きな心の支えになるかもしれません。

私は今日も夜眠るために生きようと思います。

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