Airbnbのオンライン体験は、オンラインでもオフラインでもなさそうだという話。
いやー寒くなってきましたね。今年の夏は気候やディスタンスの影響もあり、少し心細かったりした気がしないでもないかもしれません。
はじめましての人は、よろしくおねがいします。久しぶりの人は、いつもありがとうございます。UXエンジニアのRiikiです。
Airbnbのオンライン体験がどうやら人気らしい
別荘のシェアリングサービスであることはいうまでもないAirbnb。しかしこのコロナ禍で宿泊業界は大打撃を被り、Airbnb社内でも多くのリストラを断行しました。
そこで白羽の矢が立ったのがオンライン体験、もともと旅行先で体験プログラムとして提供していたものをユーザー側の発案でオンライン化したこのサービス。
既に国内だけで3000件もの体験が公開されているようで、今回は肌寒い夏も相まって人気コンテンツと噂のオンライン肝試しに参加してみた。
実際にAirbnbでオンライン肝試ししてみたら、チビッた
予約自体はとても簡単で、いつもどおりアプリから予約をして500円から3000円程度の料金を支払い、数名程度のグループが集まることで開催される。
まずオンラインの肝試しということで、全員が部屋を真っ暗にした状態で自己紹介とアイスブレイクが始まります。
これが意外に斬新で、既存の観光体験やお化け屋敷にはない他の人とのコミニケーションがこの体験での没入感をひとつ上のレベルまで引き上げてくれます。
肝試しらしく、パワポを使いながら昔の幽霊画の歴史についてのセミナーが始まります。
インターフェースが完全にウェビナーの構図なので、思わずスタンプを押してしまいそうになります。
前話が終わったあと、語り手の家の中にいわくつきの絵画があると紹介されます。
この状態、実は基本的に全員がマイクと映像をオンで、他の人の悲鳴や語りの手の息遣いがマイク越しに伝わってきてかなり半端ないことになってます。
この時点で目を覆っている人も何人かいたり、たまに接続切れを起こす怪奇現象も相まって、この時点で自分もかなりチビってました。
そしてご想像の通り、語り手の屋敷の中で怪奇現象が次々と起こっていき、語り手や他の参加者と会話をしてこの窮地を乗り切っていきます。
これは人気コンテンツだからかもしれないですが、語りの手の演技力がアカデミー賞3年連続主演賞なみに迫真で、なみの動画コンテンツでは到底太刀打ちできないクオリティでした。
オンラインだからこそ面白そうな体験が他にも
基本的に国内の体験は日本語なのですが、英語を話すことや聴くことができたりすると世界中のあらゆるアトラクションを楽しめます。
例えば、なかなか足を運ぶことができないチェルノブイリの野犬わんこに会えたり。
オリンピアンから目標設定が、ランチ一食分くらいで学べたり。
ドラッグクイーンに囲まれながら、お酒に溺れられたりするみたいです。
もはやオンライン体験の枠に収まっていないのでは
オンライン体験実際にやってみるとわかるんですが、これはオフラインの観光体験を単純にオンラインにコンバートしたものというより、オンライン用にかなりインタラクティブに且つ非日常に設計されており、現実の世界の観光というよりかは、RPGのゲームの冒険体験に近い気がします。
ディズニーランドのアトラクションにはない臨場感と、VRMMOにはない生身の現実感、双方の欠点を補ったとんでもないエンタメコンテンツがここにあるのだと夏の終りに気づいてしまいました。
皆さんも是非、オンライン体験で少しだけ先の未来を感じてみてください。
comonoというチームでプロダクトを作りながら、他社のプロダクト設計とかまとめているのでもしよければフォローお願いします!
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今回体験したお化け屋敷はこちら
方南町お化け屋敷オバケンが配信する「まなご 何かが起こる?オカルトオタクによる曰く付きの幽霊画紹介」
いつもありがとうございます、面白い話するのでお茶でもしましょう。