ミレーナが合わなかった人の抜去までの記録
最近少しずつ普及してますよね。ミレーナ。
私は3年前の2021年9月に初めて装着して、この2024年8月に3年弱という期間で抜去しました。
結論から言っておきますと、私にはデメリットの方が多かったので5年を待たずに抜去となりました。
この記事は、誰かの参考になればと思いここまでの記録を綴っておきます。
※リアルな性事情も出てくるので苦手な方は読まない方がいいかも。あくまで忠実に語っておきます。
ミレーナを考えたきっかけ。
いざ決断、産婦人科での相談、装着。
装着1年くらいの様子。
抜去したくなってからのこと。
いざ抜去。
抜去後の様子。
とりあえずこんな感じで進めていきます。
1.ミレーナを考えたきっかけ。
とりあえずミレーナ装着前の私のスペックをご紹介。
身長155cm
体重60kg
25歳の年に出産。
生理について。初潮は13歳。経血量は上の下ぐらいかと。日中は27cmナプキンととシンクロフィットを2~3時間に1回変えれば事足りる。夜は38cmナプキンで大体大丈夫。漏れてもサニタリーショーツで事なきを得るぐらいの感じ。
量はそこそこだけど、生理痛が本当にやばかった。
まず当たり前にお腹が痛い。なぜか入口付近も痛い。あと生理前〜生理ピークの時はまじで下痢がすごい。痛み止めを飲みつつトイレで悶絶する。
あとはシンプルに具合が悪くなるので、生理前後10日位は余裕で体調不良。
そんな生理痛を10年も体験してしまったので、ミレーナを見つけた時は救世主かと思った。
たしかミレーナの存在を知ったのは20歳超えてからだったと思う。それからずっと調べたりしてたけど、経産婦じゃないと入れてくれないところが多いと知り、結婚するまでは何も出来ず。そんな感じで時が過ぎてた。
2.いざ決断、産婦人科での相談、装着。
24の時に妊娠して、出産。妊娠中は悪阻が重すぎて最悪だったけど生理がなかったのは本当に最高だった。なんなら生理のことなんて忘れてたね。ほんで出産する直前、入院のためのバッグを準備してる時に、悪露のことを学んで、生理は一体いつから始まるんだ?という疑問からミレーナを思い出した。当時お世話になっていた産院で産婦人科医に相談したところ、出産して3ヶ月経てばミレーナOKという事だったので、もう速攻お願いした。その時は、新生児抱えて生理なんて無理やろ!ついでに避妊できるなら一石二鳥!そんな最高なものはあるか!とか思ってた。
そして出産したものの、子供から母乳を拒否られ、1ヶ月で生理再開。陣痛が来たかと思うほどの生理痛と今までの比にならない量の経血。死ぬかと思った。より一層ミレーナへの期待が高まってしまった。
無事に3ヶ月が経ち、生理が来たのでいよいよミレーナ装着。
痛みは人によると思うが、私は無痛だった。出産後すぐだったのもあるかもしれない。ただ違和感はあったので、経産婦じゃないと装着出来ないのは少し納得。
3.装着後1年くらいの様子。
とりあえず効果は割とすぐ出た。がしかし、微妙〜〜〜にかんじる違和感?痛み?と微量の出血が毎日続いて、おりものシートが手放せなくなった。
真面目に定期検診にも通ったけど、最初の3ヶ月ぐらいはみんなそんな感じだよと言われたのでとりあえずやり過ごす日々。
夫との行為は週に一回ぐらいのペース。ミレーナを装着してから、若干痛みを伴うようになった。特に子宮口付近を触れられたり当たったりすると結構な痛み。でも強い痛みは一時的なものなので放置。
1人での行為はすればするほど痛いので全然出来なくなった。
ここで事件。半年検診だったかな。ミレーナの紐がなくなった。エコーではバッチリ写ってるのに、紐が消失。たぶん中に入り込んだんだろうということ。とりあえずミレーナは抜けてないし、問題ないということでそのままになった。痛みは相変わらず続く。このくらいの時点で出血は毎日じゃなくなったけど月の半分以上は赤いオリモノが続く日々。臭いも若干不快に。
生理の周期はなんとなくある。そんで出血も多少ある。生理前の食欲や眠気、イライラといった気分的な不快はそのままだったかも。ちょっとこの辺が曖昧です申し訳ない。
1年後検診。1年後ではなく1年半後になってしまったけど。この検診でもやはり紐は見当たらず。エコーでは写っているのでまた経過観察。この頃には出血はほぼ落ち着いていたが、やはり痛みが続く日々。なんならちょっと変な座り方すると痛む時すらある。これはミレーナが関係していたかはちょっとわからない。
あとめちゃくちゃ太った。
装着前から半年位で20kg増加して、155cm80kg強というほぼデブの自称ぽっちゃりに。服のサイズが総入れ替え状態で、泣く泣く手放したかわいい服がたくさんある、、、。出産後の妊娠線が辛いなーと思っていたのもつかの間、むしろ太って肉割れする事態に、、、。
医師にしてみればミレーナと体重増加に因果関係はない!と言うが、生理の苦しみがなくなってひと月の間の半分くらいを占めてた体調不良の期間が無くなればそりゃあ太るよな。でも食べてるもの対して変わらないんよ。、不思議ね、、、。とりあえずここの体重からそれ以上に増えることは無かったけど。ぜんぜん痩せなくなった。怖いね。
そんで、紐がないことに関しては、かかりつけの産婦人科ではもう抜去ができないから、もし抜去することになったら大きい病院を紹介するから、麻酔をかけて中絶手術のような形で抜去をおこなうことになるかも、、、と脅しを受けた。笑
いやまじか!それ聞いてないわ!とちょっと絶句。
とりあえずすぐにどうこうできる問題ではなかったのでそのまま放置して過ごした。
4.抜去したくなってからのこと
時は流れて装着から2年半。結局微妙な出血と痛みは続いて不快な日々。しかし出産前から続けていた仕事が契約満期になるので転職を考えた時に、「もしかしてミレーナ抜くなら今では、、、?!?!」と思い出して検診がてら病院へ。立ち仕事だったので生理になるとけっこう相性悪く、こどももいるので本格的な生理が来たら厳しいなぁと思っていたんだけれど、たまたま転職で家の近くでデスクワークができる仕事に就くことになり、いよいよ現実味を帯びてきた。
病院ではまた紐がないことと位置は問題ないことを言われたが、もう抜去したい!というお願いをして大きい病院の紹介状をゲット。そのまま紹介された病院へ。
こういうのは勢いが大事だなと再認識。笑
ちなみに2人目を考えているかとか、ミレーナを抜いた後にピルを飲むかとか色々ヒアリングはあったけど、とりあえず痛みと出血が気になる!ということでゴリ押し。
5.いざ抜去。
そして病院ではまず問診から。若い男の先生から「なぜ抜きたい?」「太ったのはミレーナのせいではないよ?」「生理がまた重かったらどうする?」と同じようなことをまた聞かれる。とりあえず抜きたい!後のことはこれから考えるよ!とゴリ押し。笑
そしたら、「もし痛いの我慢出来るなら、ちょっと内診がてら抜くのチャレンジしてみる?あまりにも痛かったら後日ちゃんと麻酔かけて抜くようにしますから。」という提案。私は子供もいるしできれば即日で終えたかったので、「抜けるなら抜いちゃってください!」とお願い。
いざ内診、もちろん紐がないことを確認したあと、エコー用の機械で中をグイグイ押されて、「ここ痛い?」「ここは?」と確認された。
後で聞いたら子宮内膜症の確認だったらしい。どうやら左の卵巣付近に痛いところがあったので、そこが内膜症らしい。人生で初めて自分が子宮内膜症であることを知る。笑
あと子宮が曲がってるらしい。どう曲がってるのかは分からなかったけど、「個性の範囲」らしい。わからん!笑
そしていよいよ抜去チャレンジ。全部で30分ぐらいだったかな。内診台でカーテンの向こうで行われていることを想像しながら痛みに耐えた。なんかすごい痛い瞬間もあったけど、出産に比べたら、、、と思うと全然耐えられたかな。子宮の痛みって独特だよね。あのズーンと来る感じ。男性に説明するにはどうしたら伝わるんだろうと思いながら耐える時間。
結局結構頑張っても抜けず、先生が「今度にしますか、、、」と内診台を下ろす。しかし、横にいた看護師さんと相談して急遽ベテラン先生を呼ぶことに。再び上がる内診台で「またかよ、、、いてえょ、、、」と思いながら耐えよう、、、。と思った数秒後、少しの痛みと共に何かが抜けていく感覚。「はい、抜けましたよ」とベテラン風のおじさん先生がカーテンから顔を出す。その後ろから抜けなかった若い先生が血だらけのミレーナを持って顔を出してきた。ちょっと面白かった。
そんなこんなであっさり抜去完了。入院、、、麻酔、、、という心配もなくなり、無事に取れて一安心。
その後の問診で再度ピルはいらない?という確認。いらないよ!と言って病院を去りました。
診察代は3000円くらい。安く済んで本当によかったー、、、。
6.抜去後の様子。
その後1週間くらいは生理っぽい出血があったけど、それ以降は何事もなく過ごしている。そしてずーーーーーーーーーーっと感じていた微妙な鈍痛が消え去った。これがほんっっっっとうに快適。性行為も億劫じゃなくなった。本当に身体にあってなかったんだなぁと実感してます。
とりあえず現時点ではまだ2週間ちょっとなので、本格的に生理が来たり、変わったことがあれば追記する予定。
特に文章も推敲せず書き綴ったので読みにくいところもあるかもしれないけど、とりあえず気になることがあれば改めて書き直そうと思います。
誰かの参考になりますように。