深い川は静かに流れる。
国際非営利団体ギブ・トゥー・アジアのアジア太平洋地域ネットワーク・マネージャーとして20か国以上のチームを統括している台湾のジル・チャンによる
【静かな人の戦略書】
副題:「静かで控えめ」は賢者の戦略
騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法
国ごとに違うようですが、だいたい全体の1/3が内向型らしいです。そう聞くとマイノリティっぽいですが、読み進めるうちに「逆に1/3に選ばれてる?」と思える一冊。
あるある!と思える部分が多いし、世界的にここまでの成果を出している方でもそんなことあるんだと思うと、めちゃくちゃ救われる内容だけれど、自分はそこまで極端ではないかも、、、
何とか普段は外向型を装ってる人でも、実は内向型だって経営者は多い気がします。だからこそ世界的なベストセラーになったのかなと。
内向型か外向型かのチェックリストもあるので、気になる方はやってみてもいいかも。
■本当の自分を見失わずに、自分らしくあること。
■控えめな態度が信頼感を生む。
■ハッタリも業界用語もいらない。
情報集めと練習がものをいう。
■戦略的に得意なことで勝負する。
■内向型の脳は即座に反応するのが得意ではない。
■内向型がエネルギーをチャージするには、ひとりになる必要があるのだ。
■重要なのは、自分が最も価値を生み出せる仕事を見つけること。
■Googleの元CEOエリック・シュミットがサンドバーグを誘った際、「宇宙船に乗らないかと誘われたら、どんな席ですかなんて聞くもんじゃない。飛び乗るんだ。」
■キャリアの先の先まで確実に計画しようとすれば、絶好のチャンスを逃してしまう。
■3つの大切なこと
✔︎仲間を見つけること。
✔︎仕事の能力を示すこと。
✔︎明確な成果を出すこと。
■荘子のことば
「君子の交わりは淡きこと水のごとし」
■内向型の良いところ
✔︎傾聴力がある
✔︎深い関係を築ける
✔︎分析能力が高い
■ビジネスマンと職人
ビジネスマンにとって重要なのは取引が成立したかどうか、職人は顧客が商品を愛用してくれているかどうか。
■陽と陰、二つの性質は異なるが互いに惹かれ合う。
■内向型にとって、エネルギーはもっとも重要な資産だ。
■サイモン・シネック「WHYから始めよ」
人びとが注目するのは、なぜそういうことをしているのか、相手が語る時。
■人前で話すのが好きな人は10%しかいない。
■脱感作とイメージトレーニング
恐怖に徐々に慣れさせることと、脳内の正の強化を起こすこと。
■努力の9割はステージの外で行うもの。
■謙虚な人がいいチームを生む。
✔︎自分の弱点や自分に欠けているものを知っている。
✔︎個人の利益よりチームの利益を優先する。
✔︎つねに勉強と練習を怠らない。
■内向型と外向型の両方で構成されたチームが非常に効果的である。
■6人の会議では、そのうち2人の発言が全体の60%を占めている。
■マスクもゲイツもバフェットも内向型。
■ドラッカーのことば
「カリスマ性は、リーダーとしての有能さを保証するものではない。」
■成功するのは、きわめて謙虚でありながら、徹底的なプロ意識の持ち主であること。
■深い川は静かに流れる。
■静かな羊がライオンを導く。
■内向型は蘭に例えられる。
成長するまでこまめに世話を焼く必要があるが、成熟すれば見事に花を咲かせる。
■アダム・グラントのことば
自分自身を理解すること。だがそれに縛られないこと。自分をよく知ることによって、自分の限界を意識的に超えられるようになる。内向型、外向型というレッテルで自分の可能性を狭める必要はない。
#静かな人の戦略書
#ジルチャン
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