論語と孫子
『論語と孫子』世界のビジネスエリートが身につける最高の教養
守屋洋
✔︎論語とは、人間学の宝庫。
✔︎自己を高めるのは徳と能力であり、車の両輪。
✔︎人を見るのに、現在の行動を観察するばかりでなく、その動機は何か、また目的は何か、そこまで突っ込んで観察すると、どんな相手でも自分の本性を隠しきれなくなる。
✔︎読書と思索、この二つの両立を目指す。
✔︎「利」を追求するときは、「義」を踏み外さない。
✔︎リーダーは弘毅であれ。広い視野と強い意志力
✔︎孔子の信条
恕=相手の気持ちを推し量り、相手の身になって考えてやること
✔︎益者三友
直=剛直な人
諒=誠実な人
多聞=博識な人
✔︎天命に対して無自覚な人間は君子としての資格に欠けている。礼を心得ていないと、一人前の社会人として立っていけない。言語に精通しなければ、人間を理解することはできない。
孫子
✔︎将たるものの条件
智、信、仁、勇、厳
✔︎百戦百勝は最善の策ではない。戦わないで降伏させるのが最善の策である。
✔︎勝つための五つの条件
①彼我の戦力を検討して、戦うべきか戦わざるべきか、的確な判断を下すこと
②兵力に応じた戦い方をすること
③共通の目的の下に、組織としてしっかりまとまっていること
④こちらは万全の態勢を固めて敵の不備につけ込むこと
⑤将軍が有能であって、君主が将軍の指揮権に干渉しないこと
✔︎勝利する条件がない時は守りを固めなければならない。逆に勝機を見出したときにはすかさず攻撃に転じなければならない。
✔︎戦い方は水に学べ。
一定の形がなく、形を変える柔軟性がある
抵抗を避けて低い所へと流れていく
使いようによっては岩石をも打ち砕くエネルギーを秘めている
✔︎将たるものの五つの危険
①必死になること
②助かろうと足掻くこと
③短気で怒りっぽいこと
④清廉潔白にこだわりすぎること
⑤民衆への愛情がありすぎること
✔︎天の時と地の利
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