なでしこたちの日本史で分かる「生き切る」「受けて立つ」の意味。
福岡の歴女として有名な白駒妃登美さんの著書
「しなやかにたくましく生きた なでしこたちの日本史」
日本をつくってきた沢山のなでしこたちが紹介されていて、知らなかった歴史の真実に小説を読んでいるような興奮がありました。
日本の女性たちの真っ直ぐな強い想いと心からの優しさで今がある。順風満帆の人生からの大病、そこで気づかれた白駒さんの生きることの意味。
「死ぬときは、天が今までよく頑張ったねと言ってくれる時なのではないか。」
「人間には2種類の悩みがある。過去に対する後悔と、未来への不安。過去も未来も手放して今を懸命に生きる。人と自分を比べたら、人からどう思われているかを気にしたりせずに、ここに集中すること。それが命を輝かせることにつながる。」
スサノオの伝説に登場するクシナダヒメの覚悟や、徳川家康の母と中江藤樹の母の深い愛情、清少納言と紫式部の想い、静御前と北条政子の愛する気持ちの共鳴、夏目漱石の妻である鏡子の真実など、歴史におけるなでしこたちの想いにページをめくるたび胸が締め付けられます。
巻末の対談も金言ばかり。
「常楽我浄、否定が入ってこそ本物の世界に辿り着ける。」
「歴史は年表のように左から右(古いから新しい)に捉えるのではなく、自分を中心に円に見るという捉え方。」
本書には白駒さんの生き方に対する想いが沢山書かれていますが、その中でも「生ききる」「受けて立つ」という言葉が常に登場します。単に「生きる」「受ける」ではない強さと優しさに溢れた言葉が心に刺さりました。
「自分にとっては不本意だったり、不遇に思えたりする境遇は、きっと未来の自分に必要だから、わざわざ来てくれたのです。あとは受けて立てばいい。」
この言葉に沢山の方が勇気づけられています。
その白駒妃登美さんにリアルでご登壇いただき、行徳先生との対談を行なっていただく場が叶いました。今から楽しみでなりません。
毎回リアルは完売してしまいますが、オンラインでも参加可能ですので、ぜひご参加ください。
詳しくはこちらから↓
https://peatix.com/event/2144074