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1つの挑戦が終わり、新しい挑戦が始まりました

8月27、28日に、代々木第一体育館にて、JAPANCUP 2022 チアリーディング日本選手権大会が開催されました。

この大会は、所謂チアリーディングの夏の甲子園のようなもので、小学校、中学校、高校、大学、社会人、マスターズ部門に分かれて、日本一のチームを決定する全国大会。この大会を最後に引退する学生も多くいる、各チームがしのぎを削る大会です。

新型コロナウイルスの流行により、この夏の大会は2年間開催されていませんでしたが、今年は運営の皆様のご尽力もあり、開催して頂きました。

現在、チアリーディングの指導者をしている私は、中学生と高校生の2チームを率い、この全国大会に挑みました。

中学生は、優勝。

高校生は、6位入賞。

それぞれ目標に掲げ、この夏、全てを捧げて日々熱い練習にとりくんできました。

結果は、

中学生 決勝進出 8位

高校生 準決勝敗退 13位

でした。

結果だけみると、目標にはどちらも届かず、残念だったねとなりそうなところですが、そんなことはありません。

中学生は、チーム史上初の決勝進出であり、もっと言えば、九州のジュニアチームで初の決勝進出です。演技も準決勝ではノーミスの演技を披露し、会場の空気を自分たちのものにしていました。

高校生も、準決勝敗退でしたが、同じくノーミスの演技で、会場を大いに盛り上げる素晴らしい演技でした。3年生3人、2年生12人、1年生1人という構成で、ここまでの結果を残し、来年に繋いだこの大会は、チームにとっては、本当に価値高い大会になり、リベンジに燃えていました。

まず、この全国大会を開催して頂いたことに大きな感謝を感じています。

チアリーディングというスポーツの特性上、16人で2分30秒という短い時間の中で、何をお客さんに伝えるのかということについて、選手と指導者が真摯に向き合います。

練習時間は毎日5、6時間。もっと多いチームも数多く、その成果をたったの2分30秒の中で、全て出し切るしかありません。

練習過程は一切みられず、1度の演技でこれまでの全ての結果が決まり、やり直しは一切できない、逆転ホームランなど決してない、過酷なスポーツです。

そんな過酷さを兼ね備えているからこそ、演技一つ一つに選手の思いが乗り、お客さんに感動を与えられるのですが、これは、このような競技会があるからこそ起こる化学反応です。

この2年間は、この機会がなく、卒業していく3年生たちは、チームを離れるけれども、自分たちの全てをのせた演技を披露する場がないままでした。

しかし、今年は、高校生は準決勝敗退しましたが、3年生は、悔しさを滲ませながらも、自分たちの実力不足を認め、次の世代へと繋いでいく。そんな姿をみせてくれていました。

一方で、初の決勝進出をした中学生も、嬉しさ半面、やはり、目標達成をすることはできず、自分の不甲斐なさ、そして、これからの未来について考える契機にもなりました。

これは、そうなりたいという【本気の覚悟】がこの大会にあったからこそ生まれたものであり、それは、この大会を開催して頂いたからこそ生まれたものでした。

大会運営に携わって下さった皆様、本当にありがとうございました。

おかげさまで、選手、そして私たち指導者も1つの区切りを終え、新たな挑戦に向かっていくことができます。

私は、チアリーディングを通して社会にインパクトを残すリーダーの育成をこれからもしていきます。

次の挑戦も、【日本一を獲ること】。

日本一を獲るチーム育成の過程をこれから披露して参りますので、よろしくお願い致します。


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