たしかあれは4歳の頃、私は不審者から性被害に遭いました。 ※※※!!不快な表現を伴います。トラウマを刺激するなど、望ましくない影響も想定されますので、読み進めるかについては慎重にご判断いただけましたら幸いです。!!※※※ 4歳か5歳か、記憶が曖昧なところがありますが、何か嫌なことがあったときに言葉で伝えるのではなく、相手の腕に噛みついてしまうような振る舞いがあったので、おそらく4歳の頃、そして春に起きたことでした。 ある晴れた日、私はどこかから1人で帰ってくるところで、
私には生まれてすぐに天に召された兄がいるので、物心ついたときから仏壇は暮らしの一部だった。 母は仏壇にある写真を見ながら、この写真は聡お兄ちゃんだと私に教え、私はその写真を認識しながらも、なぜか仏壇のすぐそばに置いてある、交通安全の小さなお地蔵様を聡お兄ちゃんの化身だと思って撫でていた。 お兄ちゃんは私より早く生まれた人だけど、写真のお兄ちゃんは赤ちゃんで、守らなくてはいけない不思議な存在だった。 何でもやりたがる幼い私が出来る数少ないお手伝いのひとつが、仏壇にあげるご飯
88年生まれの女性。 気がつけば聞き役、喋り出せばエゴイスティック、急に博愛主義者のように。 振れ幅大きく、不器用ながらに生きている「わたし」の実体験や妄想が、人の暇つぶしや、ひょっとして役に立つものになったらおもしろい、そう思ったのでnoteを作ってみようと思いました。 理科室の片隅の標本のように、醜くてもそのままを、時には魔法に欠かせない材料のような佇まいで、用事があって来た人をひっそりと迎える文章をご用意いたします。